2015年5月25日放送されたNHKあさイチにてモデル・タレントの栗原類さんがADDであることを
カミングアウトしました。
この後、ニュースサイトでも取り上げられると思います。
栗原類さんのコメントで印象に残ったのは
・発達障害といえば有名人や天才型の人だというイメージが強いせいで、言い出せない人がいるかもしれない。
・アメリカと日本の教育現場は発達障害児者に対する認識が違う。
アメリカだと発達障害のことを先生や学校に説明すれば、ちゃんと配慮してくれる。
しかし、日本だと発達障害の説明までしているのに「また類かよー」と注意されたという。
1つ目のコメントは、まさにその通りで、発達障害=IQが高い、ギフテッドと勘違いする人がいる。
これにより「●●という有名人・天才がいるからお宅のお子さんもそうなるよ」なんて勘違いアドバイスをする無知な人がいるんだろうなと。
親御さんも、うちの子どもは天才だ!!と過度な期待とプレッシャーを与えて続けて、子どもに二次障害をだしてしまうかもしれない。
2つ目のコメントは、日本社会の現実を表現しているだろう。
日本社会は例え社会的障壁のある障害者でも「訓練して努力して普通にならないといけないのよ」と教える文化が未だにある。
発達障害者に「普通にならないとダメだよ。」なんて教えることがそもそも異常事態であると気づいていないのだろう。「普通」でないと疎外される日本社会を如実に表している。発達障害児童の父母、家族も「普通にしなきゃ、普通にしなきゃ」とものすごいプレッシャーだと思われる。
なぜなら、父母は自分が働いている会社や取り巻く日本社会が「障害者を許さない。健常者にあわせてくれる障害者が良い障害者だ。障害者は成人しても給与が低い」ということを実は知っているからだろうなと想像する。
画像はアンサイクロペディアの発達障害の項目から引用
アンサイクロペディアなのに正しいことが書かれているという皮肉です。
14時09分追記
栗原類、発達障害を告白 8歳の時に判明「人に合わせられない」
Photo By スポニチ
モデルの栗原類(20)が25日、NHK「あさイチ」(月~金曜、前8・15)に出演。発達障害のひとつである注意欠陥障害(ADD)であることを告白した。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/05/25/kiji/K20150525010415110.html
モデルでタレントの栗原類(20)が、25日放送のNHK「あさイチ」に生出演し、発達障害の一つである注意欠陥障害(ADD)であることを告白した。
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/05/25/0008058795.shtml
成人している吃音と広汎性発達障害とADHDとLDを併発している当事者のブログ。 社会的障壁のある全ての当事者が生きやすい、360度の方向へ選択肢がある世の中になることを目指す。現在日本国では吃音は障害者とされています。発達障害者支援法に入っています。(17文科初第16号 厚生労働省発障第0401008号を参照)詳細はこのブログの「吃音症は発達障害です」をご覧ください。 医師と言語聴覚士の皆様、「困っている当事者」のために精神障害者保健福祉手帳申請書類を書いてください。これ以上吃音を苦にした自殺者を出すわけにいきません。 吃音はDSM-5によると名称変更になりました→小児期発症流暢症(吃音)/小児期発症流暢障害(吃音) (Childhood-Onset Fluency Disorder (Stuttering))
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