2014年8月14日木曜日

【重要】吃音者が障害者手帳を取得する方法

2016年10月25日 記事内容更新

この記事では、吃音は身体障害者手帳も取得できると説明しました。
しかし、厚生労働省の法律運用が明らかになりました。(いつからこれが存在したのかは不明)
2016年10月22日以降は、身体障害者手帳を吃音で取得するのは無理でしょう。


厚生労働省では「吃音」という内容が書かれた身体障害者手帳申請書類を受理しないように運用していたのです。仙台の吃音障害者手帳訴訟もはじめから負ける裁判だったということですね。

吃音者の先輩方が2005年の発達障害者支援法が誕生する前に、障害者運動を起こして、身体障害者手帳の対象であると、国に認めてもらっていればよかったかもしれませんね。現実は吃音業界が障害認定反対の人が多かった、派閥抗争に明け暮れていた、現在も派閥抗争は続いており吃音者の団体は分裂を繰り返しているのでそのような動きはありませんでしたし、今後も難しいことです。(一般に言われる発達障害児者の当事者や家族、団体、医療従事者などが吃音は発達障害だよー。困っていることがあれば一緒に考えよう!と手を差し伸べていただけないでしょうか?)




障害者手帳申請書類には、ICD-10という診断基準のコードを書きます。
ここで「吃音」と書いてしまうと、吃音とは「F98.5」です。
この時点で、精神及び行動の障害なので、身体障害者手帳を申請しても、Fコードだから精神ですね。はい。却下となっていたのですね。

 F00-F99 精神及び行動の障害 > F90-F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害 > F98 小児<児童>期及び青年期に通常発症するその他の行動及び情緒の障害 > F98.5 吃音症


吃音(きつおん)は身体障害?精神障害? ──厚労省の専門官が回答
小口貴宏  ライター&エディター

──仙台では精神ではなく身体での障害認定を求める訴訟もあったが、厚労省はどう捉えているか。
日詰氏:そこは行政なので明確にしている。吃音症という診断名であれば間違いなく精神障害ということになる。身体障害であれば、言語発達に関連した、吃音とは別の診断名がつく。これは吃音に限らず、たとえば自閉症でも、精神障害ではなく知的障害をメインにして療育手帳を申請する例もある。自身が両方の特徴をもっていれば、どちらのルートで交付を受けたいか、本人が選ぶことができる。(日詰氏)


http://www.huffingtonpost.jp/takahiro-koguchi/disfluency_b_12614138.html


情報更新 以上





実際に相談する場合はこちらの2つの記事もご覧ください
【重要】ありとあらゆる場所に吃音を相談する場合 絶対にしてほしいこと
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2016/01/blog-post.html
【必読】はじめて吃音を知った人へ。吃音と関わる上で絶対に知っておくべきこと。大切な吃音ガイドライン
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html

病院リスト
http://stutteringperson.blogspot.jp/2016/07/blog-post_24.html


吃音者が障害者手帳を取るためにどうすればいいのか?
まず方法は2種類あります。それは
1.身体障害者として障害者手帳を申請する方法
2.精神障害者(発達障害を含む)として精神障害者保健福祉手帳を申請する方法(いわゆる精神障害者手帳)


1.の場合
身体障害者手帳を申請するためには「身体障害者福祉法第15条の規定に基づく医師の指定」
いわゆる15条指定医さんがいる病院の耳鼻科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、脳神経外科、神経内科など、吃音症を診察診断してくれる病院をさがすこと。吃音症がわかった時点で申請用書類を書いてもらいます。そこで身体障害者手帳の音声・言語機能障害、そしゃく機能障害の4級として身体障害者手帳を申請することができるでしょう。

ただし、身体障害者の場合、訓練や治療を行ったにもかかわらず改善しない固定した症状であれば医師が書くことになるので時間がかかるかもしれません。最初によく医師と話し合ってください。スケジュール確認を絶対にしてください。




2.の場合
精神保健福祉手帳を申請するためには基本的に精神科医に申請用の書類を書いてもらうことになります。

ただし、現時点で精神科医が単独で吃音症を診断してくれる病院は私は見たことも聞いたことがありません。
なぜなら、精神科医は吃音症の知識が少ない、無い。さらに似非吃音者を見ぬくことができないかもしれない。佐村河内守問題のようになっては医師の責任問題にもなってしまいます。

そこで、私が知っている精神科医師はこのように回答しています。
「まず、精神科以外の医師(耳鼻咽喉科や小児科)のあなたは吃音症であるという紹介状を当院に持ってきてほしい。これで吃音症を確認する」とのこと。

そして精神障害者の発達障害者として精神保健福祉手帳を申請すればいいのです。吃音症は2014年現在の日本では発達障害者支援法に含まれているので、「社会的障壁があれば」すぐに申請用書類は書いてくれるでしょう。その際、医師に吃音症で会話できないというデメリットはこんなに社会的障壁があると明記してもらうことが重要です。


【重要】精神障害(発達障害を含む)にて精神障害者保健福祉手帳を取得する場合。身体障害者手帳とは異なります。身体障害だと「身体が動かない、●●が欠損」、「この数値以下」、というように検査などもあります。そしてその結果により医師が障害者手帳対象かどうかを思案します。

しかし、発達障害はそうではありません。発達障害があって「困っていること」、「苦労していること」、「嫌なことがあった」、「できないことがある」ということを丁寧に医師と話し合い、その内容を診断書に書いてもらい、障害者手帳申請書類一式を提出すれば問題ありません。

吃音が軽度であれば、障害者手帳を取得できません。という説明をするインターネット上のサイトも存在しますが。これは間違いです。どんなに軽度でも、生活、仕事、学校、どのような場所でも、どんな些細なことでも困っていること、不利益があれば、生きることが辛いならば、吃音が重度、中度、軽度は関係ありません。これが身体障害者手帳との違いです。

そのためには医師と何度も話し合うことが重要です。今までの人生を全て打ち明けてください。吃音でこんなに苦労している、機会を失っている、本当はやりたいことがあった。と説明してください。


ただ、吃音の診断をする際に、同時に他の発達障害が併存していないか検査をされることや、幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校の連絡帳、評定表、母子手帳が必要になります。こちらも集めておきましょう。


順序としては身体障害者手帳の取得を第一目標にして、身体障害者手帳4級にあてはまらないと言われれば精神障害者保健福祉手帳に行くのがベストだと思います。その際、精神科医師以外の医師の「この人は吃音である」という紹介状を取得することが重要です。



※東京都で吃音障害を理由に精神障害者保健福祉手帳を取得したい場合はブログ主に連絡をください。

吃音で障害者手帳は軽度でも取得できます。2016年現在、インターネット上で軽度な吃音で障害者手帳が取れないと説明をしている方がいますが。それは嘘です。どのような些細なことでも吃音で「困っていれば」取得できます。

連絡先はメールフォームが右側のメニューバー表示されています。スマートフォンからは、PCモード、ウェブバージョンモードで閲覧すると表示されます。

吃音で障害者手帳を取得する方法でわからないことがあればブログ主に連絡をください。こちらもメールフォームからお願いします。




さて1の場合も2の場合も「吃音症」を診察診断してくれる医療機関なんてどこをさがせばいいのかわからない!ってなりますよね。

そこでまず、利用すべきなのはこの方法です。
■一般社団法人 日本言語聴覚士協会に直接コンタクトする
https://www.jaslht.or.jp/

各都道府県にある言語聴覚士会に直接コンタクトする
○○都道府県 言語聴覚士会 ←と検索エンジンでさがしてください。

■各都道府県にある発達障害者支援センターにコンタクトする
http://www.rehab.go.jp/ddis/%E7%9B%B8%E8%AB%87%E7%AA%93%E5%8F%A3%E3%81%AE%E6%83%85%E5%A0%B1/

「ここで私の住所の近くで吃音症を診察診断してくれる病院はありますか?」と質問すればいいのです。吃音が重くて電話できなければEメールやFAXもあるかもしれません。ホームページ内をくまなく読んでみてください。



それではみなさん、吃音症があっても生き抜いてください。
障害者手帳があれば生活保護も格段に受給しやすくなります。(障害年金もいけるかも)生活を立て直しましょう。

新卒の就職活動も一般枠での就職活動、障害者枠での就職活動も両方しましょう。就職活動をする場合は大学生であれば一年生のときに既に、吃音で病院に行っていることがベストです。障害者手帳の交付は半年から1年経過の時間がかかる場合も想定されます。早めに決断を。
一生に1回しか使えない「新卒」という資格を行使してください。くれぐれも機会を逃さないでください。「新卒」という社会のレールを外れると、あなたのお父さん、お母さんがしている生活レベルに到達出来る可能性が著しく低下します。現在学生の方は、新卒の資格を諦めないでください。履歴書の空白期間は致命的です。【この人、新卒で就職できていない人なんだ…。こりゃダメだ。何か問題ある人なんだ】という判断は当たり前のようにされます。もちろん「貴意に添えない結果になった」と通知が来るだけですが…。

さらに就労移行支援事業所や就労継続支援など、ハローワークの職業訓練など、ありとあらゆる手段をつかってサバイバルしてください。農業や林業や漁業が盛んなところはそれ系の仕事もいいかもしれません。


もちろん、重度吃音者の場合は週1回2回働いて、最低生活費の差額を生活保護として受給するのも問題ありません。吃音症でも生きやすい世の中にするため、吃音症で障害手帳を取ろう!吃音があるからといって、自宅で引きこもることはありません。人生を悲観して自殺してはダメです。世の中に「助けてくれ!!」ってSOSを出すのです。吃音者の吃音が問題なのではなくて、問題なのは吃音者や社会的障壁がある人々を受容しない健常者であることを前提とされた社会構造にあるのです。まずは生活を建て直しましょう。そして余裕が出てきたら、未来の吃音者が生きやすくなるように社会を変化させるように行動しましょう。吃音当事者団体に加入して、吃音も吃音以外の障害者や社会的障壁のある人達と協力して行動しましょう。


吃音は病気じゃないし障害者でもないよ!!というお医者さんや市役所や区役所の職員さんがいたら発障0401008号をプリントアウトして持参しましょう。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2005/04/tp0412-1e.html


そしてその現状を行政相談してください。インターネットからの行政相談がおすすめです。
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/07/blog-post_9.html

3 件のコメント:

  1. 吃音症で手帳が取得できる方法がまとまってきてますね!
    身障手帳は吃音の特性上、交付が難しいかもしれませんね。
    ですが、精神医が意見書を書いてくれるのはとても心強いですね!

    返信削除
  2. この記事をみて、「日本言語聴覚士協会」にコンタクトをしたところ、各都道府県の言語聴覚士会に問い合わせてほしいとのことでした。

    返信削除
  3. 手帳を持っていると失業保険が300日に延長されることもこのブログで明記してみてはどうでしょう? 現状3級の手帳では障害者年金も受給できるか微妙なためメリットが少なく感じられ、申請をとどまっている方がいるかもしれません
     また、吃音者は吃音以外にも発達障害を併発している可能性もあるため、それらと組み合わせれば失業保険給付制限なしにする事も可能です 
    手帳をもっていればまず間違いなく300日に延長はできます、 これだけでも明記してみてはどうでしょう?

    返信削除