2014年4月16日水曜日

日本の国会で吃音が取り上げられた事案 第141回国会 厚生委員会 第4号 平成九年十一月二十一日(金曜日)

1997年

第141回国会 厚生委員会 第4号
平成九年十一月二十一日(金曜日)
    午後一時一分開議
出席委員
  委員長 金子 一義君
   理事 佐藤 剛男君 理事 津島 雄二君
   理事 長勢 甚遠君 理事 根本  匠君
   理事 山本 孝史君 理事 金田 誠一君
   理事 児玉 健次君
      安倍 晋三君    江渡 聡徳君
      大村 秀章君    桜井 郁三君
      鈴木 俊一君    田村 憲久君
      戸井田 徹君    桧田  仁君
      堀之内久男君    松本  純君
      青山 二三君    大口 善徳君
      坂口  力君    福島  豊君
      桝屋 敬悟君    矢上 雅義君
      吉田 幸弘君    米津 等史君
      家西  悟君    石毛えい子君
      瀬古由起子君    中川 智子君
      鴨下 一郎君    土屋 品子君
      土肥 隆一君
 出席国務大臣
        厚 生 大 臣 小泉純一郎君
 出席政府委員
        厚生大臣官房長 近藤純五郎君
        厚生大臣官房総
        務審議官    田中 泰弘君
        厚生省健康政策
        局長      谷  修一君
        厚生省保健医療
        局長      小林 秀資君
        厚生省社会・援
        護局長     炭谷  茂君
        厚生省保険局長 高木 俊明君
 委員外の出席者
        文部省初等中等
        教育局特殊教育
        課長      辰野 裕一君
        厚生大臣官房障
        害保健福祉部長 篠崎 英夫君
        労働省職業安定
        局高齢・障害者
        対策部障害者雇
        用対策課長   村木 厚子君
        厚生委員会調査
        室長      市川  喬君
    ―――――――――――――
十一月十七日
 中小自営業者婦人の健康と母性保護、社会的・
 経済的地位向上に関する請願(白保台一君紹介
 )(第五〇一号)
 同(一川保夫君紹介)(第五二八号)
 同(坂上富男君紹介)(第五二九号)
 同(達増拓也君紹介)(第五三〇号)
 同(畠山健治郎君紹介)(第五三一号)
 同(石井郁子君紹介)(第六二三号)
 同(大森猛君紹介)(第六二四号)
 同(金子満広君紹介)(第六二五号)
 同(川内博史君紹介)(第六二六号)
 同(木島日出夫君紹介)(第六二七号)
 同(児玉健次君紹介)(第六二八号)
 同(穀田恵二君紹介)(第六二九号)
 同(佐々木憲昭君紹介)(第六三〇号)
 同(佐々木陸海君紹介)(第六三一号)
 同(志位和夫君紹介)(第六三二号)
 同(瀬古由起子君紹介)(第六三三号)
 同(辻第一君紹介)(第六三四号)
 同(寺前巖君紹介)(第六三五号)
 同(中路雅弘君紹介)(第六三六号)
 同(中島武敏君紹介)(第六三七号)
 同(春名直章君紹介)(第六三八号)
 同(東中光雄君紹介)(第六三九号)
 同(平賀高成君紹介)(第六四〇号)
 同(不破哲三君紹介)(第六四一号)
 同(藤木洋子君紹介)(第六四二号)
 同(藤田スミ君紹介)(第六四三号)
 同(古堅実吉君紹介)(第六四四号)
 同(松本善明君紹介)(第六四五号)
 同(矢島恒夫君紹介)(第六四六号)
 同(山原健二郎君紹介)(第六四七号)
 同(吉井英勝君紹介)(第六四八号)
 公的臍帯血バンクの設立と血液事業法の制定に
 関する請願(神崎武法君紹介)(第五〇二号)
 子供の性的搾取・虐待をなくすための立法措置
 に関する請願(土井たか子君紹介)(第五〇三
 号)
 同(土井たか子君紹介)(第五二四号)
 医療等の改善に関する請願(畠山健治郎君紹介
 )(第五二五号)
 難病医療への自己負担導入反対に関する請願
 (土井たか子君外一名紹介)(第五二六号)
 同(中川智子君外一名紹介)(第五四四号)
 同(土井たか子君外一名紹介)(第五七〇号)
 同(中川智子君外一名紹介)(第六二二号)
 介護保険法案の抜本的修正に関する請願(児玉
 健次君紹介)(第五四一号)
 同(藤田スミ君紹介)(第五四二号)
 同(山原健二郎君紹介)(第五四三号)
 公的介護保障制度の早期確立に関する請願(木
 島日出夫君紹介)(第六一二号)
は本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 精神保健福祉士法案(内閣提出、第百四十回国
 会閣法第九〇号)
 言語聴覚士法案(内閣提出第八号)
     ――――◇―――――
○矢上委員 新進党の矢上雅義でございます。
 桝屋議員に引き続きまして、両法案について質疑をいたしますが、まず、言語聴覚士法案、そしてまた精神保健福祉士法案、この両案につきまし
て、非常に重要な法案でもございますし、また、関係者の方々が十年以上にわたって待ち望まれた法案でございます。私は、この法案、大変敬意を表するべき法案であるのではないかと思っております。それはまず、関係団体の皆様方の努力がようやく実ったということでございます。
 ただ、私の今回の質問の立場としましては、重要な法案であるからこそ、法案に至るまでの制定過程、また、障害者等の置かれておる現状等をきっちりと踏まえながら、きちんと議事録に残す、また、この法案等に対して寄迂られた各種団体からの批判もきちんと御指摘いたしまして議事録に載せる、これが将来、この法案が成長していく上での糧になるのではないかと思いまして、そういう立場から質問をさせていただきます。
 まず、言語聴覚士法案についての質問でございますが、言語聴覚士、いわゆるSTを必要とする人たちの現状、言語や聴覚に障害を持たれておられる方々の現状はどのようになっておるのか、また、それらが抱えておる課題についてお聞きいたしたいと思います。
○谷(修)政府委員 言語聴覚士による治療といいますか、そういうことを必要とされる人の現状ということでございますが、そういう訓練等が必要な数ということで、主として医療機関におきます数としては大体百五万人というふうに推計をしております。これは、言語聴覚士、いわゆるSTの法制化に当たって、専門家に集まっていただいて検討を行いましたが、その検討の背景として委員の方に推計をしていただいたものでございます。
 具体的に障害の状態別に申しますと、音声障害あるいは構音障害を持つ方がそれぞれ約八万人、それから吃音、いわゆるどもりでございますが、吃音が約二万人、それから失語症を持っておられる方、これが約十二万人、それから、主としてお子さんが多いわけでございますが、言語発達、言葉の発達がおくれている方が約十一万人、それから脳性麻癖の方が約二万人、それから、特にお年寄りに多くなっております聴覚障害、これが約六十二万人というふうに推計をいたしました。これは、現時点での、こういったような障害を持っておられる方の数それから年齢別の数、そういうようなものを参考にして推計をしたものでございます。
 これらの障害を持っておられる方々は、実際には、現在、病院等の医療機関、それから身体障害者更生施設等のいわゆる福祉施設、それから聾学校、養護学校等の教育施設において治療あるいは訓練、検査を受けているわけでございますけれども、在宅で実際にどれぐらい訓練を受けているかということについては、率直に申し上げて、十分な把握はしておりません。
 現在、こういったような方々に対する指導、訓練につきましては、十分必要な数の言語聴覚士、いわゆるSTが確保されていない、また、しっかりした資格がないというようなことから、この法制化ということについては関係団体からも要望が寄せられてきたところでございます。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/141/0223/14111210223004a.html

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