2014年4月16日水曜日

日本の国会で吃音が取り上げられた事案 第019回国会 予算委員会第三分科会 第1号 昭和二十九年三月二十四日(木曜日)

1954年

第019回国会 予算委員会第三分科会 第1号
昭和二十九年三月二十四日(木曜日)
   午前十時三十八分開会
  ―――――――――――――
三月二十三日予算委員長において、左
の通り分科担当委員を指名した。
           石坂 豊一君
           泉山 三六君
           大谷 贇雄君
           高橋  衛君
           白井  勇君
           酒井 利雄君
           小林 武治君
           村上 義一君
           中山 福藏君
           藤原 道子君
           湯山  勇君
           加藤シヅエ君
           相馬 助治君
           苫米地義三君
  ―――――――――――――
  委員の異動
本日委員酒井利雄君辞任につき、その
補欠として、横山フク君を予算委員長
において指名した。
  ―――――――――――――
 出席者は左の通り。
   主査      相馬 助治君
   副主査     高橋  衛君
   委員
           石坂 豊一君
           大谷 贇雄君
           白井  勇君
           横山 フク君
           小林 武治君
           中山 福藏君
           藤原 道子君
           湯山  勇君
           加藤シヅエ君
           苫米地義三君
   担当委員外委員 佐多 忠隆君
  国務大臣
   文 部 大 臣 大達 茂雄君
   厚 生 大 臣 草葉 隆圓君
  政府委員
   内閣総理大臣官
   房会計課長   三橋 信一君
   皇室経済主管  三井 安弥君
   調達庁総務部会
   計課長     横山 正臣君
   文部大臣官房会
   計課長     内藤誉三郎君
   文部省初等中等
   教育局長    緒方 信一君
   文部省大学学術
   局長      稲田 清助君
   文部省社会教育
   局長      寺中 作雄君
   文部省調査局長 小林 行雄君
   文部省管理局長 近藤 直人君
   文化財保護委員
   会事務局長   森田  孝君
   厚生大臣官房会
   計課長     堀岡 吉次君
   厚生省公衆衛生
  局環境衛生部長  楠本 正康君
   厚生省薬務局長 高田 正己君
   厚生省社会局長 安田  巌君
   厚生省児童局長 太宰 博邦君
   厚生省保険局長 久下 勝次君
   引揚援護庁次長 田辺 繁雄君
  事務局側
   参     事
   (庶務部長)  渡辺  猛君
   常任委員会専門
   員       野津高次郎君
  衆議院事務局側
   参     事
   (庶務部長)  久保田義麿君
  国立国会図書館側
   参     事
   (管理部経理課
   長)      大山  寛君
  説明員
   厚生省医務局次
   長       高田 浩運君
   最高裁判所事務
   総局経理局長  岸上 康夫君
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○正副主査の互選
○昭和二十九年度一般会計予算(内閣
 提出、衆議院送付)
○昭和二十九年度特別会計予算(内閣
 提出、衆議院送付)
○昭和二十九年度政府関係機関予算
 (内閣提出、衆議院送付)
  ―――――――――――――

○中山福藏君 折角分科会を開かれましたから大臣にちよつとお伺いをしておきたいのですが、実はこの聾学校とか、聾唖学校とかいう名前は皆予算面に現われているんですが、ところが百万を数えております吃音者に対する学校の設備というものはないわけですね。これは大体百万人ぐらいいるんです。で、ドイツのこの状態を研究して見ますと、相当にこれはうまく国家が世話をしているわけです。ところが日本ではもうこれは放りぱなしです。で、先だつて新聞に出ておりましたように、中には自分は不具者じやないかと思つて自殺する人があるわけです。湯山さんが非常にこの点に力を入れられて相当直つた人がある。こういうことは新規の事業として将来文部省でおやりになるということも必要ではないかと考えております。非常に卑屈になるんですね、吃音者というものは…、それで結局神経衰弱とかいろいろなものになりまして、社会的に非常にすべての行動が鈍るというようなことになつておりますが、どうか大臣一つお考え下さいませんでしようか、こういうことについて……。
○国務大臣(大達茂雄君) これは実は文部省でやつておらんことでありまして、中山先生のおつしやることは大変御尤もでございまして、今後一つ研究してできるだけ吃音者の矯正の方向へ進みたいと思います。
全文
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/019/0524/01903240524001a.html

0 件のコメント:

コメントを投稿