2016年11月2日水曜日

吃音で障害者手帳を取得できること、社会保障制度を利用できること、まだまだ知られていない…

とあるブログを拝見しました。

シーエー先生のつぶやき
放課後のアート授業、ユニゾグラフ運動、日々の雑感
http://ameblo.jp/rakugakiartterakoya-ca37/entry-12215523178.html 


先日、生徒に私の吃音について話をしました。
やはり学校の先生みたいに淀みなくは話せない。それは自分が吃音障がいが原因であることを伝えておこう。
同時に身体障害で何か特別な人生になるのか。という話もしました。
結論から言うと、言葉が出にくいからといって、この社会では特別な扱いは受けません。
吃音では、いろんな便宜が受けられる障害者手帳も障害者年金もない。
社会的に得することなど何もないわけです。
しかもメガネや補聴器、車椅子といった障害をサポートする器具もない。
20代半ばくらいまでは、こんな社会は嫌だな。誰か助けてくれないかな。と、いつも他力本願でしたが、それが妄想に過ぎないと実感してからは、自分でなんとかせな、いいこと嫌なことすべてが自分次第だなと考えるようになりました。


現在、吃音は2005年より発達障害者支援法に含まれています。
吃音当事者や家族が希望すれば、一般に言われる発達障害者と全く同じ内容の社会保障制度を利用できます。障害者手帳も年金も取得できる可能性があります。吃音当事者が自己診断で私は吃音が軽度だから手帳が取れないと、病院に行くことを最初から諦める場合もありますが、一般に言われる発達障害の人も軽度で手帳をもっている人がいますので試してみることは大切だと思います。

ブログ主の方も、記事を読む限り、とても大変な時間を過ごしたようです。現在こそ、居場所があるようですが、例えばそのときに、社会保障制度を利用し、大変な時期やとても大きな回り道、人生の時間を経過させてしまうといったことを軽減することもできたかもしれません。とても険しい道を、とても高いハードルを社会保障制度によりショートカットできたかもしれません。


これからも吃音が発達障害者支援法に含まれている障害者であることの周知徹底を行っていかねばならぬと強く思いました。

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