2016年6月22日水曜日

2016年6月22日 NHKあさイチで子どもの発達障害特集 トゥレット症候群と吃音は明記されず

2016年6月22日 NHKのあさイチにて 『ほめて伸ばす!子どもの発達障害』が放送されました。
前回の栗原類さん出演したときから1年ほど経過しての放送とのこと。

しかし、本当に残念なことに、発達障害者支援法に含まれている、トゥレット症候群と吃音が具体的に明記されませんでした。先日のNHK厚生文化事業団の講演会では両方とも発達障害と説明がありましたが、NHKの放送部門ではまだまだ浸透していないようです…。本当に悔しいです。

・NHK厚生文化事業団の講演会で「トゥレット症候群」、「吃音」が発達障害と説明 2016年6月12日
http://stutteringperson.blogspot.jp/2016/06/nhk2016612.html


画像のようにASD(自閉症スペクトラム)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、ADD(注意欠陥障害)、LD(学習障害)については紹介されました。

主に言われているものという前置きで。以上のものが紹介されました。
しかし、2014年12月より、内閣府の政府広報でもトゥレット症候群と吃音が発達障害に含まれていると周知をしています。

NHK厚生文化事業団の講演会ではしっかりと説明をしたのに、NHKの放送局もここまで説明すべきだと思いました。









2016年6月22日の放送内容

ほめて伸ばす!子どもの発達障害




「あさイチ」で、これまで2回にわたりお伝えしてきた“発達障害”。お伝えしてきたのは主に大人の発達障害でしたが、取材の過程で「言葉の発達が遅い」「こだわりが強い」など、わが子の発達に悩む保護者の方も多いことが分かってきました。そこで番組では、発達障害の子どもの療育方法として国際的に最も用いられている「ABA(応用行動分析)」についてご紹介。「うまくできたら、すぐにほめる」「課題を細かいステップに区切って教える」など、ABAに取り組む親子に密着し、子どもの発達を支援するために、親がどのように接すればよいのか、何が大切なのかを、考えました。
子どもの発達障害
発達障害は先天的な脳の機能障害の一種で、発達障害の人はほかの人とコミュニケーションをとったり社会生活を送ることに困難を感じる場合があります。
現在のところ根本的に治すことはできませんが、適切な対応によって社会生活上の困難は軽減することができると言われています。
幼児期には「視線が合わない」「人に興味を持たない」「言葉の発達が遅い」「こだわりが強い」などの症状が診られることがありますが、現れ方は発達障害のタイプや個人によって大きく異なります。
多くの場合、親は子どもとのつながりを感じにくくコミュニケーションがとれないために育てづらさを感じると言います。


ほめて伸ばす ABA(応用行動分析)
社会生活の困難を軽減する方法として国際的に広く用いられている手法にABA(応用行動分析)があります。望ましい行動の直後にほめるなどのごほうびを子どもにあげることによって、その「望ましい行動を増やす」ことができるという考え方です。


専門家ゲスト:平岩幹男さん(小児科医)
ゲスト:栗原類さん(モデル)、浜島直子さん(モデル)
リポーター:瀬田宙大アナウンサー

2016年6月14日火曜日

2016年5月24日第190回国会参議院 厚生労働委員会 第22号にて トゥレット症候群、吃音が取り上げられていた

2016年5月25日 発達障害者支援法改正がありました。
その背景でこのようなことがありました。
詳細は第190回国会 厚生労働委員会 第22号
平成二十八年五月二十四日(火曜日)の議事録を確認してください。

着実に、日本国内の発達障害情勢が変化しています。

日本の国会で吃音のことをしっかり障害の問題として取り上げられるなんて、何年ぶりでしょうか?
吉川兼光議員以来では? 1966年にこんな大きなチャンスがあったのに、吃音者は一致団結できなかったのか。2016年まで時間がかかったのか…と思ってしまいます…。
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/04/blog-post_8165.html

トゥレット症候群、吃音、発達障害者支援法の通知文に書かれている障害です。
DSM-5にて神経発達障害群に分類されたのが2013年。突然、国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報支援センターが吃音が発達障害に含まれると告知したのが2014年7月3日。
日本政府は発達障害者支援法を、今後ICD-11の動向を見直し適切に運用していくようです。現在、発達障害者支援法の法律本文には明記していない発達障害が存在します。事務次官通知文にて対応しています。これは今後どのようになるでしょうか?



◆議事録

○川田龍平君 会派を代表して質問させていただきます。
 来年にも予定されているICD11への改訂という国際的動向を踏まえ、発達障害の定義の見直しをどのように進めていくつもりでしょうか。
   〔委員長退席、理事島村大君着席〕
○国務大臣(塩崎恭久君) 現行の発達障害者支援法の発達障害の定義につきましては、脳機能の障害である自閉症、アスペルガー症候群などが規定をされておるわけでございますけれども、これはWHOが定めた国際疾病分類に沿って規定をされております。
 現在、WHOにおいては、現行の疾病分類でありますICD10を見直して新たにICD11とするための検討が行われていると承知をしておりまして、今後、我が国においても、その検討の状況や国内の関係団体や学会などの意見を踏まえて発達障害の定義についても議論されることとなるというふうに考えているところでございます。
○川田龍平君 発達障害の定義の見直しに当たっては、別表を作る案が考えられますが、藤堂参考人は、その場合、全ての発達障害名を網羅して記載すべきと考えているのか、それとも重立った障害名のみを記載すべきとお考えでしょうか。
○参考人(藤堂栄子君) 御質問ありがとうございます。
 私が主宰しておりますNPOは、ディスレクシアという今法律には載っていない名前を使っております。トゥレットですとか吃音ですとか、今話題になっている発達障害で法律に名前が載っていない部分も随分あるということは分かってきていることなんですね。ただ、法律に載っていないとそれだけで存在しないというふうに思われてしまうことがございますので、できる限り載せてほしいなと思っております。

http://online.sangiin.go.jp/kaigirok/daily/select0107/main.html

2016年6月13日月曜日

【解説】ラヴソング第十話を吃音当事者が解説

いよいよ最終回です。
(視聴率の関係上、延長放送などは無しで残念)

ラヴソング【いよいよ今夜、涙のフィナーレ!希望という名の最後の歌】 #10

第九話の解説はコチラ
【解説】ラヴソング第九話を吃音当事者が解説
http://stutteringperson.blogspot.jp/2016/06/blog-post.html


1.真美の結婚式のスピーチ
真美の結婚式のスピーチはうまく話せません。
周囲から「緊張してる?」 「がんばれー」などと言われてしまいます。
察した神代はギターの音楽に乗せて話す?? と助け舟を出しますが。
さくらは断ります。

吃りながらもスピーチを行います。
吃音者あるあるですね。
結婚式のスピーチ、親の葬式の挨拶、吃音者がとても悩む人生の大きな出来事です。


2.突如病院のシーンへ
手術に向けて必要な検査、重要事項の説明、同意書の場面が流れます。
しかし、さくらがサインをしないようです。
空一も真美も神代も様子を心配しています。

1日、2日延ばしてもいいのではと空一がいいますが。神代はそれだと可能性がと諭します。

神代は500マイルを弾き語りします。(福山雅治の500マイル!)

さくらの気持ちが動いたようです。


神代「歌うために手術をうけるんだよ 明日うける手術は歌うためなんだから」

神代の胸で泣くさくら。


3.手術の結果は???
声帯はほぼ無傷のまま腫瘍切除できた。と語る増村。
ライブハウスSでいつものメンバー。
神代がさくらを変えたよな。と皆が褒めます。


4.空一がスープを熱唱しています(笑)
退院までの日常と神代の仲間たちの練習が流れます。
さくらはカープ女子ですね。

7.13 ライブハウスS貸し切りと書く笹。

5.退院祝いパーティへ準備
さくらの退院を迎えにいかなかった空一。
さくらは病人扱いは嫌だとのこと。

もしかして、さくらはどこかに旅立ってしまう???

5.夜逃げしたさくら
空一は優しすぎて応えられそうにないよと置き手紙が…。

真美は何か知っている?
結婚式のときにはみんなの前から消えることを考えていたらしい。

さくらは神代先生と一緒に居られない世界を捨てたようです。
真美がその気持ちを神代にぶつけます。

6.時が流れて
ライブハウスSでギターを奏でる笹。
物思いに耽る神代。

真美がお店に入ってきます。さくらと会ったそうです。
住所は知っているみたいです。

当初は逃げたと思っていたが、さくらなりに前に進もうとしていると真美は話し出します。

そして、さくらから神代に伝言。音楽を頑張ってください。

7.突如フラれた空一は
調理師免許とって、金を稼いで頑張る! 
涼子はそれをつまらないといいます。
追いかけろ。人生は諦めるか諦めないかで差がでるんだって。

8.傷つくとわかっていた神代
さくらと音楽をやりたい。でもそれは傷つくとわかっていた。
夏希のまえで語りだします。

神代が音楽をやっていたのはさくらがいたから。
神代はさくらに恋をしていたんだねと夏希がそれを指摘します。

9.730日
神代は本当に音楽の道に戻ったようです。
二年後です。シェリルと仕事をしています。 月とオートバイ。
どうやら、佐野さくらに届くようにしている?? シェリルがそう言います。

10.さくらの住んでいるところにたどり着く神代
場所は伊豆です。
さくらの曲の許諾をとるという話ですが。
民間車検工場にたどり着く神代。さくらをさがします。
さくらの工具箱をみつける神代。結婚式のときの写真が貼ってありました。

しかし、さくらは夏休みのため、工場にいませんでした。
引き返す神代。
突如、バスの中からさくらの姿を見つけます。
さくらに追いつくことはできるでしょうか。

さくらは海辺で路上ライブをしています。
空一も一緒です。
空一は諦めなかったようです。

その様子を遠くから確認する神代。
神代は決心がついたようです。


神代はさくらの演奏を遠くから聞きつつその場を去ります。










週プレニュース 吃音の記事2本紹介 「吃音(きつおん)症」ーー“吃音ドクター”が明かす、見えない障害のリアル 実は女性にはレアケース…月9ドラマ『ラヴソング』で再認知された“隠れ吃音(きつおん)症”当事者のリアル

山口幸映氏が週刊プレイボーイニュースにて
3本連続の予定とのこと

●前編
福山主演月9ドラマで描かれた「吃音(きつおん)症」ーー“吃音ドクター”が明かす、見えない障害のリアル
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/06/12/66581/


6月13日に最終回を迎える「月9」ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)。「吃音(きつおん)症」を持つヒロイン(藤原さくら)が、元ミュージシャンの臨床心理士(福山雅治)と出会い、「音楽」で表現することを通じて、ありのままの自分を受け入れ、成長していく姿を描いたヒューマンドラマである。

これまで正面切って取り上げられることが少なかった吃音というテーマにスポットを当て、「歌う時には、どもらない」というメカニズムを中心に、吃音を持つ人の悩みをリアルに描写した同作は、SNS上では良作と評価する声も続出した。

同症については、現在でも誤った理解や偏見が多く、当事者本人ですら、自分の症状を誤解していることも多い。そこで今回は、そんな“誤解だらけ”の吃音についてドラマ監修者のひとり、菊池良和(よしかず)医師に伺った。


●中編
実は女性にはレアケース…月9ドラマ『ラヴソング』で再認知された“隠れ吃音(きつおん)症”当事者のリアル
http://wpb.shueisha.co.jp/2016/06/13/66583/

福山雅治主演の月9ドラマ『ラヴソング』に登場し、あらためて認知される機会を得た「吃音(きつおん)症」。

前編記事(「“吃音ドクター”が明かす、見えない障害のリアル」参照)ではドラマの監修者のひとり、菊池良和(よしかず)医師に同症の基礎知識について伺ったが、今回は当事者である吃音女性たちの声を中心に紹介する。

同作では、ドラマ初挑戦ながら吃音当事者の姿を極めて忠実に再現したヒロイン役・藤原さくらの演技も高評価され印象に残るが、実は吃音を持つ女性はレアケースなのだとか。

菊池医師によると、言語発達の盛んな2~4歳頃に発症する場合が多いが、発症から3年で男児は6割、女児で8割の子供が回復。女児のほうの言語能力が高いため、吃音を発症した後も回復しやすいためだと考えられている。その結果、成人当事者の男女比も4:1ほどと性差が顕著(けんちょ)なのだという。

そこで今回は、より“マイノリティ”である女性当事者を中心にそのリアルな声を取り上げる。

NHK厚生文化事業団の講演会で「トゥレット症候群」、「吃音」が発達障害と説明 2016年6月12日

2016年6月12日
NHK厚生文化事業団のハートフォーラムが開催されたとのこと。
「大人の自閉症スペクトラム」をテーマにしたそうですが、冒頭、発達障害の説明で「トゥレット症候群」、「吃音」が発達障害と説明された模様です。NHK厚生文化事業団やNHKが「吃音は発達障害」と説明する時代になったようです。こうやってどんどん情報が周知されていくと吃音者の新しい選択肢が増加しますね。感謝です。







ハートフォーラム「大人の自閉症スペクトラム」開催 締め切りました

6月12日(日曜日)、東京・千代田区のイイノホールで、NHKハートフォーラム「大人の自閉症スペクトラム」を開催します。大人になってから自閉症スペクトラムと診断される人が増えてきている中、どう理解し、支えていけば良いのか。NHK厚生文化事業団が制作したDVD教材の映像を紹介しながら、最前線で活躍する専門家や当事者の声から考えます。

日時

2016年6月12日(日曜日)
午後1時から午後4時(開場は午後0時30分)

会場

イイノホール
千代田区内幸町2-1-1 [アクセス]

内容(予定)

第一部「自閉症スペクトラムの理解と支援」
自閉症スペクトラムにはどんな特性があり、どういった支援が必要なのか。 支援者はどう気づき、伝えていけば良いのか。支援現場の映像を見ながら考えていきます。

第二部「働き続けるために」
自閉症スペクトラムをもちながら、一つの職場で働き続けている人のケースを元に、安心して働き続けるためには本人、企業、支援者にそれぞれ何が必要なのかを考えていきます。

出演者

本田 秀夫(信州大学医学部附属病院子どものこころ診療部長)
片岡 聡(NPO法人リトルプロフェッサーズ理事長) ほか
司会:町永俊雄(福祉ジャーナリスト 元NHK福祉ネットワークキャスター)

申し込み

定員に達したため締め切りました。

締め切り

先着順。定員(500人)になり次第、締め切ります。
※お申し込みいただいた方には、6月上旬に入場整理券を発送します。

主催

NHK、NHK厚生文化事業団

後援(予定)

厚生労働省、東京都、東京都社会福祉協議会、日本発達障害ネットワーク、日本自閉症協会、東京都自閉症協会

http://www.npwo.or.jp/info/2016/0612tokyo.html

2016年6月11日土曜日

【解説】ラヴソング第九話を吃音当事者が解説

ラヴソング【私が最後にしたい事…】 #09

第八話の解説はコチラ
【解説】ラヴソング第八話を吃音当事者が解説
http://stutteringperson.blogspot.jp/2016/05/blog-post_31.html


1.シェリルとの面談
第八話からの続きです。
シェリルとの面談です。
佐野さくらの曲をシェリルのInstagramでレコメンドしてほしいと依頼します。
シェリルを満足させればという条件つきですが…。

2.ライブハウスSにて
結局、さくらのライブには間に合いませんでした。
遅れて到着した神代はシェリルと話をつけてきた。
まずは佐野さんの曲を多くの人に聞いてもらうことだと説明します。

しばらくして増村が口を開きます。
さくらは病気により声が残る可能性は10%しかない。
再び契約の話がでてきても、さくらが辛いだけかもしれない。
今夜のライブが最後だったのかもしれない

深刻な空気が流れるなか。
タイミングよく忘れ物をした空一とさくらがお店に入ってきます。

なんとなく入りづらいなと感じたさくらはいつもの明るい笑顔でその空気に割り込んでいきます。
神代から喉の調子を質問されますが、この時点でさくらは真実を知りません。
空一が神代に食って掛かり、2人は店から出ていきます。


3.自宅でくつろぐ空一とさくら
さくらはギターのお手入れをしています。空一はもう寝る準備になっていますが…。
空一 「先に寝ちゃうぞ」
さくら「おやすみ」
空一「いやそうじゃなくて」

からのキスか? と思いきやダメでした。
間が悪いようです。

4.閉店後のライブハウスSにて
神代は「ろくなことないな。俺が誰かの人生に踏み込むと」
とつぶやきます。夏希はそんなことはないといいます。

神代はあの日春乃を呼び出されなければあんなことにはならなかった。
過去の映像が映しだされます。
春乃は事故で亡くなったようですが、はっきりとはわかりません。

笹が神代にさくらに渡しておいてほしいとある物を手渡します。


5.ビッグモービルにて
滝川工場長が機嫌悪そうです。
そんな中に神代がさくらをさがしてやってきます。さくらのほうがから「ヘルメットしていないと怒られますよ」と注意されつつ、ヘルメットを絶妙なタイミングで手渡します。

さくらはちゃっかり、工場長から逃げて隠れています。
神代は昨夜のライブのさくらの忘れ物を渡そうと思っていたのですね。
昨夜のライブがすごくよかったみたいじゃないとさくらを褒める神代です。

ついでにさくらから真美の結婚式の相談を受けます。
結婚式にてサプライズで曲を披露したい。どうしたらいいですか?と。

6.増村と相談する神代
増村はまだ、さくらに本当のことを伝えていません。
神代はさくらのことをとても心配しているようです。

7.本当のことを伝える増村
声が残る可能性は10%くらいなんだ…

ここでも、さくらはいつもの、余計なところまで空気を読み過ぎる性格をだします。
とても笑顔で「教えてもらえてよかった」といいます。


これも吃音者あるあるかもしれません。(これについては吃音者それぞれです)
吃音者というのは、上手く話せない経験が人生でとても多いために、他人の顔色をとても気にする伺うような処世術を自ら編み出します。これが日常的になってしまうのです。吃音者は嫌われることを避けるので、なんでも依頼を引き受けてしまう人もいます。ASDやADHDの人がその障害特性により嫌われること避けられることを嫌うために何でも引き受けてしまう状態に似ています。

8.増村と神代の結果報告
増村からさくらに伝えた。
神代の言ったとおりとても前向きに受け入れようとしている。と。

9.シェリルに突撃する神代
とても忙しいシェリルに神代が突撃します。
理由はこうでした。

シェリルさんの曲を作れません。と。
シェリルは「こんな大きなチャンスを棒にふるなんて」といいます。
神代はさくらが人生の重大な時期にいるので、そちらを優先するというのです。
シェリルは「じゃあ、レコメンドの話も無しということでいいんですね」と返します。


10.さくらのやりたいことリスト
空一はさくらに何かやりたいことはないの?
紙に書いてみなよと。ということで、さくらはもしかしたら自分が将来できなくなることを、その前にやりたいことリストとして書き出していきます。

・真美へのスピーチ (ビデオメッセージ)
・ジェットコースター
・お笑いライブを見に行く
・路上ライブをする
(・もう一度歌を作りたい)

最後に何かを書いたようですが、消しゴムで消してしまいます。

11.シャワー中のさくらをよそに、さくらが書いたメモを透かしてみる
空一はさくらが何を書いたのか気になったようで、それを照明の光に透かして確かめます。
もう一度歌を作りたい これを空一が発見します。

タイミングよく神代が家に訪ねてきます。
さくらがたまたま入浴中のため、空一が対応します。
ここで、空一はさくらと交際していることを神代に伝えます。

シェリルの仕事を断ってきた、佐野さんに新しい曲をつくりたい。それを佐野さんに伝えてほしい
と神代は空一に頼みますが……。

さくらは入浴中に呼び鈴が鳴ったことを覚えていて、誰が来たのか質問しますが、空一は新聞の勧誘だとごまかします。

12.手術の予定を工場長に伝える
ビッグモービルで滝川工場長に手術のことを伝え休みをもらおうとします。
ということで、滝川工場長ルートで野村に伝わり、真美に伝わります。
真美が空一になんで教えてくれないのかと問い詰めるわけですね。

13.結局、さくらに何も伝えていない空一
休み時間でしょうか。
さくらは会社の屋上で音楽を聞いています。
煙草は卒業しましたね。よかったよかった。
と、そこに神代がやってきます。

神代は「返事を聞かせてもらいたくて」
さくらは聞いていないようです。
空一が何も伝えていないのですね。

神代はそれを聞いて、いや、たいしたことじゃない。
といってその場を去ろうとします。

シェリルの曲を断ったこともいいます。
神代は本当の気持ちをさくらには伝えません。

14.怒る真美 怒られる空一
空一は真美に怒られることが多いですね。
真美に投げ飛ばされています。
なんで本当のことを教えてくれないのかと空一に詰め寄ります。
空一は「さくらだって言えなくて辛いよ。本当は真美の結婚式でスピーチしたいんだよ」
さくらの気持ちをわかってやれよと真美にいいます。

15.志津子と話す神代
志津子は「あなたの居場所はここではないでしょ」と話しかけます。
志津子のキャラはどういうものかわかりませんでした。
神代の心を動かすキーパーソンだったのですね。これが第九話で発揮されると。

16.さくらとやりたいことリストを消化する空一
どうやら空一はジェットコースターが嫌いなようです。
さくらの「もっかい もう一回」はなかなか可愛いですね。
お笑いライブもみました。
路上ライブもやります。
警察が突然やってきて、許可を得ているのか!!と怒られました(笑)

17.牛丼屋さんにて
ここが第九話の見せ場かもしれません。
牛丼屋で食事をする空一とさくら。
FMNACK5から「佐野さくらの好きよ好きよ好きよ」が流れてきます。
歌姫シェリルがInstagramでレコメンドした曲ですとラジオで紹介されます。

それを聞いた空一は店を飛び出して、神代の家に行きます。
ラジオで流れたことを伝えにきたのです。
空一はやりたいことリストを持ち歩いているのですね。優しいです。
空一は神代に、(音楽を作ること)これだけは俺にはできない。だから神代に頼み込みます。

18.牛丼屋に行く神代
牛丼屋で1人待たされている。さくら。
30分くらい待たされているのか?それとも1時間か。なんと1時間30分でした。

店員さんの「いらっしゃいませ。ご注文は何にしましょうか?」
ここから怒涛の店員さんスルー大作戦が始まります。

神代はさくらに牛丼何をたのんだの?
牛丼大盛りつゆだくネギ抜きを注文できるようになったさくら。
言えるようになった7秒の勇気。
それで世界は変わったのか…。

ここで、神代は「もしも佐野さんが望んでくれるのなら、俺と一緒にもう一度歌を作りませんか?」と告白します。


神代は
「牛丼のとくとくてっぺんの大盛り 肉中ひやもりつゆじゃぶじゃぶで!」とコールします。

19.さくらの帰宅を待っていた真美
新曲を作り終えて、神代と帰宅するさくら。
なんとそこには真美が待っていました。

真美はさくらが元気なうちに、喋ることができるうちにということで、結婚式の予定もなんと大幅に繰り上げました。吃音者が結婚式のスピーチをする。これは大勢の吃音者が体験することかもしれません。

20.エンディングでは池袋サンシャインでのさくらの公開ライブがちらっと流れます。

吃音者が障害者雇用枠で採用された事例?? Twitterより

Twitterからの引用になります。真偽の程はわかりません。
ただ、吃音者、発達障害者が障害者枠で働くことができる世の中に徐々に変化しているようです。

新入社員の女性の自己紹介が吃っていたので、質問したら、まさかの吃音だったとのことです。
でもこうやって、吃音者や発達障害者が障害者枠で入社できるのは良いことですよね。
新入社員となると、新卒障害者枠かもしれませんね。吃音のある高校生や大学生も、就職活動は必ず、一般枠と障害者枠の両方で就職活動をしてほしい。これは重要なアドバイスです。
「新卒」の資格を利用できずに学校を卒業して空白期間ができてしまうと、大きな不利益がありますので。

官公庁、民間にかぎらず、事業主の人たちには吃音者は障害者雇用できる!
吃音者も障害者手帳をもっていれば、障害者の法定雇用率に計算できることを。
これをどんどん知っていってほしいです。


2016年6月10日金曜日

【紹介】千葉市2016年6月12日(日) 講演:国立障害者リハビリテーションセンター 精神科医師 金樹英氏

千葉言友会にて今週末に講演会があるそうです。

吃音を考えるつどい
平成28年6月12日(日)
場所:千葉市中央コミュニティセンター 美術・視聴覚室
時間:13:30~17:00
講演:国立障害者リハビリテーションセンター 精神科医師 金樹英氏
「吃音がある人が受けるストレスとその処方箋ー社会参加のために」
・言友会員の体験談発表
・金先生に質問コーナー
・吃音問題解決についての話し合い

申し込み無しで、当日参加が可能とのこと。


詳細
http://kokucheese.com/event/index/399690/