2015年12月28日月曜日

元プロボクサー内藤大助さんがテレ東の激ウマ探して1000kmに出演していた 内藤さんは吃音なのだろうか?

番組中に内藤大助さんが「8番ラーメン」のドライブスルーを利用。
ドライブスルーを「どどどど ドライブスルー」と連発を出していて、でもちゃんと言い切ってすごいなと思ったところ。

内藤大助さんは吃音なんでしょうか?
Googleで検索すると吃音の状態になっているが、本人がカミングアウトしていないので不明とのこと。

筆者の推測であるが。
「内藤大助 オネエ疑惑」というがGoogle検索によると、オススメされる。
よく検索されてワードのようだけど。

本当は吃音があって、上手くしゃべれない。発話できない。
でも、オネエ言葉だと吃らないで発話しやすいから、吃音を隠すためにオネエを演じているのではないか?と推測。あくまで筆者の推測です。

ハリウッドスターのブルース・ウィリスさんも学生時代に吃音があったけど、物は試しと演劇部に入部したら、演技している時だけ吃らないことを発見して、その道に進んだとか、ヒストリーチャンネル?ディスカバリーチャンネル?の「人物紹介の番組」で取り上げられていた。

内藤大助さん。
2016年4月の世界自閉症啓発デーin日本に参加してくれないかな。
自閉症スペクトラム、ADHD、LD、チック、吃音などの団体が東京タワーブルーライトアップに参加するから、内藤大助さんも参加してくれたらいいなと。

名古屋の就労継続支援B型事業所『Book Cafe Co-Necco (こねっこ)』さんが吃音のことをTwitterで取り上げています

名古屋の就労継続支援B型事業所『Book Cafe Co-Necco (こねっこ)』さんのTwitterアカウントにて吃音のことがつぶやかれています。

吃音と俗に言われる発達障害が併発している事例があるようです。
吃音者も俗に言われる発達障害者も協力してお互い歩めるようになるといいですね。
【吃音は発達障害じゃない、障害者じゃない。吃音者は選ばれた人々だ。障害者手帳なんていらない】という主義主張が吃音当事者やその家族にもありますが、障害が異なっても
困っている人が情報交換できたり、交流できる場所があることは素晴らしいと思います。
愛知県名古屋からこうやって新しい考えが広まっていくと素晴らしいなと感じます。





2015年12月27日日曜日

【公募】平成28年度厚生労働科学研究費補助金公募要項(1次) 読み書き障害、チック、吃音、不器用等の発達障害の特性に関する早期発見のためのアセスメント手法の開発と普及に関する研究

配分機関名厚生労働省
年度2016年度
公募名読み書き障害、チック、吃音、不器用等の発達障害の特性に関する早期発見のためのアセスメント手法の開発と普及に関する研究(28130801)
対象分野系/分野/分科【総合系】
(複合領域)
生活科学、科学教育・教育工学、科学社会学・科学技術史、文化財科学・博物館学、地理学、社会・安全システム科学、人間医工学、健康・スポーツ科学、生体分子科学、脳科学、子ども学、デザイン学
【人文社会系】
(総合人文社会)
地域研究、ジェンダー、観光学
【生物系】
(医歯薬学)
薬学、基礎医学、境界医学、社会医学、内科系臨床医学、外科系臨床医学、歯学、看護学
【その他】
(その他)
その他
キーワード 
研究年数制限(最短) 1年 から (最長) 2年
応募受付期間2015/12/22 15:00  ~  2016/01/28 17:30


http://www.e-rad.go.jp/e-rad_portal/jigyolist/details/details/details/K016805/

専門職、研究職で応募できる資格がある人は、ぜひよろしくお願いします。

発達障害者支援法改正へ 就労支援を強化 超党派で10年ぶり 吃音とトゥレットは明記されるのか?

東京新聞の記事から

 自閉症やアスペルガー症候群などの人を支える「発達障害者支援法」が約十年ぶりに改正される見通しとなった。他人とコミュニケーションを取るのが苦手だったりする特性に配慮し、企業で長く働き続けられる環境整備や、教育現場でのきめ細かな対応を促す。超党派の国会議員が改正案の骨子をまとめた。来年一月召集の通常国会に提出する。成立する公算が大きい。
 支援法は議員立法で二〇〇五年に施行。障害の早期発見や学校教育、就労などで、国や地方自治体の基本的な責務を定めた。発達障害の名前は広く知られるようになったが、日常生活での困難さに対する理解は十分とは言えず、法改正で「社会の障壁」を取り除く必要があるとした。
 発達障害は見た目には分かりにくいため、周囲が気付かないことが多い。職場でいったん人間関係を築いても、上司が替わるなどした場合に適応できず、不当な配置転換や離職に追い込まれるケースがある。
 改正案では現行法の「就労機会の確保に努める」との項目に、国、都道府県による「就労定着の支援」を新たに規定。職場の上司や同僚との橋渡し役となるジョブコーチやハローワークの取り組みを強化し、事業主の適正な雇用管理を求める。
 小中学校では子どもの状態に合う目標や取り組みを定めた個別指導計画の作成が進んでいるが、高校などにも浸透させ、福祉機関との情報共有を後押しする。
 このほか他人に迎合しやすい人もいるため、刑事事件の取り調べや裁判で不利にならないように、専門家との連携や、社会復帰後の支援を念頭にした配慮を求める。
 国は一四年一月、障害者への差別を禁じ、社会参加を促進する「障害者権利条約」を批准。超党派の議員連盟が発達障害の当事者団体や関係者から意見を聞き、法改正に向けた議論を進めてきた。

◆改正案のポイント
一、発達障害者は障害および「社会的障壁」により、日常の生活に制限を受ける者とする。
一、国、都道府県は就労機会の確保に加え、定着を支援。事業主は特性に配慮した適正な雇用管理に努める。
一、教育現場で個別指導計画の作成を推進し、福祉機関と情報を共有。
一、刑事捜査や刑事訴訟で、専門家との連携や、社会復帰後の支援を念頭に配慮。



http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201512/CK2015122702000115.html


東京新聞の記事には、右側に発達障害者の定義がベン図で表現されているが。
トゥレット症候群と吃音のことは書かれていないので、そこがちょっと残念。

ただ、記事中の一、発達障害者は障害および「社会的障壁」により、日常の生活に制限を受ける者とする。ここが注目かもしれません。障害の程度もあるが、「社会的障壁」があるならば、それが日常の生活や仕事に制限を受けるなら発達障害者支援法に基づいて公的な福祉支援を受けられるということですね。ここは障害者の権利に関する条約でも同様のことがありましたね。障害者手帳の有無は関係ないと。社会的障壁があるかどうかで判断すると。吃音者にとっては、軽度重度関係なく吃音当事者が希望して申し出れば、発達障害者支援法に基づいて様々なメニューが使えるということになります。軽度だからあなたは大丈夫、障害者手帳はいらないという世界は終了です。逆に重度だからあなたは障害者手帳を持つべきだ!という強要もできません。


一、教育現場で個別指導計画の作成を推進し、福祉機関と情報を共有。
これも、適切に行ってほしいですね。
個人情報保護の観点から、毎年毎年次の学年に進級するときに、旧担任から新担任に情報共有ができるか? 学年全体で情報共有されるか? などなど難しい問題があります。ここらへんも円滑にできるようになってほしい。

JDDネットさんが第11回年次大会で多職種連携の「多職種支援」の説明をしました。
これは地域の学校教員から地方公共団体の福祉職、医療全てがワンストップ窓口として対応している事例でした。このような方法が普及していけばよいと思います。

お父さんお母さんは、毎回毎回、それぞれの窓口で同様の説明を1からしないとならぬというのは辛いです。時間も限られています。

福祉機関との情報共有も大切ですが。
労働とも情報共有ができるようになってほしいと思います。
一、国、都道府県は就労機会の確保に加え、定着を支援。事業主は特性に配慮した適正な雇用管理に努める。これがどのようなものになるのか気になります。


一、刑事捜査や刑事訴訟で、専門家との連携や、社会復帰後の支援を念頭に配慮
これは発達障害者の特性のことです。
発達障害者の中には純粋な人がいます。
例え成績優秀で一流の大学にいっている人でも、「法律ではこうなっているんだ」、「他の人もやっているよ」、「(お父さん、お母さん、先生が、教授が、XXさんが)こうやれって言っていたよ」と言われると、それが刑事事件になることでもやってしまうことがあります。

吃音者なら、言葉がうまく発話できない、発話する機会を失うため、いつ間にか汚れ役、にされてしまうことはあるでしょう。犯罪かどうかは別です。


刑事事件ではありませんが。例えば発達障害のある男性や女性。とくに女性だと性犯罪に巻き込まれやすいことがあります。「XXさんもしてるよ」、「他の人もこの年齢になれば普通にやっているから」、「愛があるなら身体の関係を持っていいんだよ」、「家出してるの、私の家にくれば」などの事案です。本当に相手を信じてしまうということがあります。インターネットやSNSで知り合った異性を周囲の信頼関係のある人間と同列と判断してしまうためです。身体を触られること、家族でも触ってはいけない場所を触られても悪いことだと判断できないのでNOと言わない場合もあります。

刑事事件も重要ですが、発達障害のある子どもの性教育なども充実してほしいなと思います。





2015年12月22日火曜日

毎日新聞2015年12月6日吃音新聞記事に反響の声 吃音 | 働きたいのに 電話対応で叱責、リストラ 「身体障害」申請却下 仙台の男性、「実情知って」法廷へ


12月6日の毎日新聞東京朝刊の記事はこれだ。
現在では会員でないと読めない状態になっているのでコチラを
http://stutteringperson.blogspot.jp/2015/12/whoicd-10icd-11.html


さて、Twitterからの引用である。
12月6日の吃音裁判の件 読者からの反響の声という形である。

読者の声はコチラ
http://mainichi.jp/articles/20151221/ddm/005/070/026000c

 「吃音(きつおん)差別の現状を知らせたい」と仙台市の男性が裁判所に提訴しました。この男性は電話応対を叱責されるなどして仕事を失います。保険金を妻子に残そうと自殺まで考えたそうです。6日朝刊の記事を読んだ読者から反響が届きました。
 「吃音の記事を見たのは初めて……ありがたい。書き続けてほしい」。男性読者はとつとつと話を続けます。
 「食堂で注文するのは食べたいものより発音しやすいもの」「駅の窓口では、目的地より遠いけれど発音しやすい駅までの切符を買ったこともある」
 吃音は精神障害とされ身体障害のような雇用支援制度がありません。仙台市の男性は身体障害者手帳交付申請が却下されましたが、吃音者を勇気づけるメールも届きました。
 「人ごととは思えません」という差出人は吃音の息子を持つ兵庫県の女性。「周囲の尽力もあり息子は身体障害者手帳を交付されました。他にも何人かいると聞いています」(東京本社愛読者センター次長・阿部善男)=毎週月曜日に掲載



「小川 一」氏 
毎日新聞社取締役・総合メディア戦略、デジタル担当です。1981年入社。社会部に18年間在籍し、社会部長、編集編成局長を務めました。ソーシャルメディアとマスメディアの協働を追求していきます。ここではひとりの記者に戻ってつぶやきます。




さて、 読者の声であるが……。
やはり、一部の吃音者特有の思想なのか?
一部の吃音者独特の優生学があるのかもしれない。

2014年7月3日に国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターが吃音を発達障害と発表する以前は、吃音者優生学によると

「そもそも吃音は障害者ではない。吃音があっても堂々と吃りながら仕事をしている先輩がいるから見習え。結婚もできるし子どももできる。障害者手帳は必要ない。国の世話になるなんて恥だ。(他の障害者のように)ああはなりたくない。吃音のある子どもは障害者じゃないですから安心してください。お父さん!お母さん!」という意見がありましたね。

7月3日以降は、これがちょっと変節して

「吃音が発達障害者だと!!しかも精神障害者保健福祉手帳の対象だと!!!とんでもない。吃音者は頭のオカシイ発達障害者や精神障害者じゃない。犯罪を起こして無罪になるような連中とは違うんだ。吃音者は障害者だとしても身体障害者だ!頭は正常だ!!」という意見がチラホラ出てくるようになりましたね。吃音障害者認定反対原理主義者だと、いつも通りの純粋に吃音者は障害者ではないという意見で、ある意味信念があると思います。

吃音は精神障害とされ身体障害のような雇用支援制度がありません。仙台市の男性は身体障害者手帳交付申請が却下されましたが、吃音者を勇気づけるメールも届きました。

記事中のこれは間違いですね。
精神障害者でも発達障害者でも、雇用支援制度はちゃんと存在します。
ちゃんと毎日新聞社さんが取材して吃音者に伝えるべきだと思います。
こうやって、吃音者は自分は頭は正常だとか、精神障害者保健福祉手帳なんて恥だとか、発達障害者と言われるのは嫌だ!という誤解が出てくるのかもしれません。


確かに精神障害者保健福祉手帳は2年更新制の手帳のため、障害者雇用されるとしても正社員登用は限りなく困難、出世コースには入れないかもしれない、昇給や賃金面で不利かもしれない。また厚生年金を支払う前に初診日が存在すれば障害者年金は国民年金の2級からしかないので、収入が厳しいかもしれません。厚生年金を支払っている時に初診日が存在すれば厚生年金の障害年金3級が使える。しかし吃音者は一般的に言われる発達障害者よりも障害がバレやすい。発話した瞬間吃音だと発覚するので、厚生年金を納める前に病院に行っていることが大多数です。


でも、それって、吃音者だけがそう感じているわけでもないような気もします。他の社会的障壁のある人だって、同じ悩みがあるかもしれません。ということは、その他の社会的障壁や障害のある人と同じ団体に入るなどして協力して日本社会を変化させていけばいいのではないか?と思います。


そもそも吃音者の深い闇、巨大な闇によって、2013年に北海道で吃音看護師で自殺してしまいましたよね。でもこの吃音看護師自殺って本当は避けられたことなんですよね。

◆北海道の吃音看護師自殺は避けられた
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/2013.html

◆なぜなら吃音者の派閥抗争、思想の違いによって2005年の発達障害者支援法が見落とされ、知っていた人は僅かに存在したが、教えようとしなかったから
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html


2014年7月3日国リハにより、突如として吃音は発達障害であると告知されましたが。
まずは、現在使える法律を使って、明日を生きたいが本当は死にたい辛いという人が助かる社会にしないといけないのではないでしょうか?何か問題が発生することや、不利なことがあればその他の吃音以外の人たちと協力して世の中を変えていけばいいのではないでしょうか?ただ、世の中を変化させるには0と1、オンとオフ、白と黒のようにはっきりとは変化しませんよね。
段階がありますよね。スタート地点からゴールにいきなりワープできるわけはありませんよね…。

最初から吃音は身体障害者だ!発達障害や精神障害と言われるのは嫌だ!という態度でいるのは、逆にその人達を差別しているようにも思えます……。

吃音者ってなぜ、こうも障害者と言われることに抵抗があるのでしょうか?
そして吃音者の障害者認定絶対反対原理主義者がいるのでしょうか?
とても不思議なことです。何が正解なのでしょうか?

吃音児者の選択肢が増えるか 「通級指導」制度 高校にも導入の方針! 平成30年ころ予定

NHKニュースによると。
文部科学省が平成30年をめどに高校でも「通級指導」を設置する方針を固めたと。


現在、吃音がある子どもは、発達障害のある子どもたちと同要にことばときこえの教室に通級している。これが高校まで拡大されれば素晴らしいことである。高校生ともなると、就職か進学かと考える年頃でもあるし、障害者手帳を取得するか?障害者雇用を選択するか?などの人生設計プラン見据えた判断をしないといけない。

吃音は障害者じゃない!という奇特な思考回路の人々も存在するが、全ての情報が見える化する吃音者の生きる選択肢が広がることを祈る。





「通級指導」制度 高校にも導入の方針
12月22日 12時52分

障害などのために読み書きや対人関係が困難な小中学生を対象に、一部の授業をふだんとは別の教室で行う「通級指導」と呼ばれる支援の制度について、文部科学省は平成30年度をめどに高校にも導入する方針を固めました。
「通級指導」は小中学校では平成5年度から導入され、読み書きでつまづいたり対人関係が苦手だったりする子どもたちに、障害の状態に応じてふだんとは別の教室で一部の授業を受ける機会を設けていますが、高校では導入されておらず、就職や進学などを控え自立に向けた支援をどうするのか課題になっています。
これについて検討してきた文部科学省の有識者会議は22日の会合で、「どの高校でも障害に応じて必要な支援を行うべきだ」として、高校の教育課程でも「通級指導」を導入する方針を決めました。導入にあたって有識者会議は、専門性のある教員が対象の生徒がいる学校を巡回して指導を行うことや、中学校の段階で個別の支援計画の作成を進め、高校に入学が決まり次第、引き継ぎができる体制をつくるよう求めています。
会合では、委員から「今後は特別支援学級の導入を含め、高校の特別支援教育全体の在り方を検討していくべきだ」という意見も出されました。文部科学省は、平成30年度をめどに高校にも「通級指導」を導入したい考えで、有識者会議が今年度中に具体的な内容をまとめることにしています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151222/k10010349311000.html


◆吃音者の派閥抗争について
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html

2015年12月15日火曜日

内閣府が 合理的配慮サーチ を公開した 吃音は発達障害の項目に分類されました!2016年4月の障害者差別解消法を見据えてのこと

内閣府「合理的配慮サーチ」『発達障害』の項目に『吃音』が入りました! (しかし本音はもっと早く吃音看護師自殺の前にほしかった)

利用方法は内閣府ホームページ内の右上 検索窓から「合理的配慮サーチ XXXXXXX」と打ち込めば個別にでてきます。吃音なら「合理的配慮サーチ 吃音」と入力です。

発達障害以外にも、項目があります。
全般、盲聾、精神障害、視覚障害、肢体不自由、聴覚障害、知的障害、難病等
と細かく分かれています。

生活場面から検索することもできます。
行政機関、教育、雇用・就業、公共交通、医療福祉、サービス(買い物・飲食店など)、災害時
といったシーンからも情報提供があります。


まだ起ち上がったばかりですが、事例がどんどん増えていくと良いですね。
当事者団体も情報発信しなければいけません。

◆ 合理的配慮等具体例データ集(合理的配慮サーチ)  >  発達障害
http://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/jirei/index_hattatsu.html


◆北海道吃音看護師自殺は避けられたのではないかと思っています。発達障害者支援法を見落とした吃音当事者にも責任があるのではないか?
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/2013.html





2015年12月14日月曜日

【コンプレックス商法】吃音が治る・改善したという情報商材(PDFファイル・ワードファイル・CD・DVD・書籍)について どんな仕組みなのか?

以前、ブログでも紹介しました。
吃音を克服とか治すと謳う情報商材の件です。

情報商材とは何かというと、その名の示す通り「情報」を販売します。
テキストファイルやPDFファイルに金銭価値がついて売られる商品です。
胴元がそもそも存在していて、胴元と関係者が自作自演、マッチポンプをして
GoogleやYahoo JAPANなどといった検索サイトで検索結果が上位にヒットするようにSEO対策をしています。

2015年現在になってわかったのですが。
吃音を治す情報商材の傾向が変化してきましたね。
以前の吃音治す克服系情報商材ではこんなパターンでした。

1.吃音で辛かった人生
2.でも私は吃音を克服しました。治しました。
3.他にも吃音で苦しんでいる人を救いたい。
4.私が使った方法コレです。→ここでいきなり商売の話になって、コレを買って試してくださいとなる。


こういうパターンに置き換えてみましょう。

1.私は貧乏で辛い人生でした。
2.でも私は今、幸せな生活をしています。
3.私のように貧乏で苦しんでいる人を救いたい
4.この腕輪、この数珠、このパワーストーン、この御札、この宝石を買ってください。
これで競馬もパチンコもパチスロもロト6もロト7もtotoサッカーくじも当たりまくりです。

5.今は綺麗で美人な女性と結婚できました!


最近ではもっと細かい演出がなされた吃音を治します、克服します系のサイトも出てきました。
あたかも吃音を真面目に扱っているニュースサイトかと思いきや、ページスクロールを下の方へ行くと、治した方法はコチラ! 動画で説明します! こちらに登録をしてください!とお約束の文章が並びます。

2014年に国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターが吃音は発達障害であると告知を行いました。それにあわせて吃音コンプレックス商法を行う胴元や業者も検索エンジンで「吃音 発達障害」というワードが美味しいということを発見して。それを含んだ記事をやサイト作成をしています。

とくに顕著なのは『吃音は障害者ではありません。発達障害ではありません。精神障害者ではありません』という宣伝文句です。これはもちろん吃音は障害者じゃないと考えている吃音当事者にとって魔法の言葉でありますね。そして吃音を人知れずに治したいと思う当事者にお金を払わせるわけです。情報商材を買う当事者も、値段が2万円、3万円程度ならば、泣き寝入りしますよね。



これらのサイトは検索エンジンの特性を利用しているので、様々なブログサイトやHPを利用して検索順位が上位になるように裏ではつながっています。眉唾ものの情報にも関わらず、検索エンジンで上位にヒットしてしまうが故に、被害者がでてしまうのです。

巧妙に吃音情報商材を紛れ込ませたサイトも存在しますので。このようにコンテンツで紹介してしまう、困った会社もあります。株式会社ドウゲンザッカーバーグ(http://dzb.jp/)が運営するコンテンツ『医師が教えるコンプレックス解決サイト ニコリー』に掲載されている
 ・どもりに苦しむ吃音者が選んだオススメの吃音ブログ50個
  https://nicoly.jp/article/651

これです。吃音情報商材を紹介するサイトが紛れ込んでいます。
医師が監修していると宣伝しているのにも関わらずこの状態です。
とても医師が監修しているとは思えません。
吃音の記事は今、ページビューが良くて儲かるのかもしれませんね。
吃音以外でも、昨今、「障害者感動ネタ」を提供するニュースサイトも存在します。
FacebookやTwitterで、「障害がある子がXXXXした」とか「そのとき障害者を笑った人を注意した」とかいろいろと、ソースが不明な記事が出回っています。FacebookなどSNSで「いいね」がほしいわけですよね。自社サイトに来てくれて、広告を見て、踏んでくれれば広告収入となるわけですので。


◆結論
吃音というワードでGoogleやYahoo JAPANを検索した場合に、それが本当に吃音者のための情報なのか見分けるには→ コンテンツをスクロールしていって、「私はこれで治しました」とか「吃音を治す方法無料公開中」とか「吃音を治す方法を知るにはこちらにメールを送ってください」というサイトが怪しいです。

そもそもお金を払わないといけない。相手と直接会うことができないのは危険な情報商材です。

もしも吃音が治る改善する方法があるならばなぜ、なぜ、なぜ、医学会に医学論文を発表しないのでしょうか?全世界の吃音者の生きる希望になるはずです。ノーベル生理学・医学賞の受賞も間違いないでしょう。


間違えた情報やコンプレックス商法に引っかからないためにはどうしたらよいか?
まずインターネット上の情報商材やソースや出処が不明なニュースサイトは見ないようにしましょう。
日本政府や厚生労働省や文部科学省が発表している情報を知りましょう。
吃音関連書籍を購入するときは、一度図書館で読んでみましょう。
そして吟味して購入しましょう。


コンプレックス商法は、いつの時代も姿形を変えて、あなたの心のスキマに入り込みます。
吃音だけではなくて、俗に言う発達障害児童を持った保護者養育者を狙ったものもあります。
そして藁をも掴む思いの人からお金を巻き上げます。

注意しましょうね。


◆過去記事
【実録吃音商法】吃音克服法MRMの情報商材業者が絡んできた件(吃音改善請負人中村しょう)
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/09/mrm.html

【実録吃音商法2】吃音克服法MRMの情報商材業者が絡んできた件 サイト運営責任者 坂本 飛侑馬
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/09/2mrm.html

世界初、発達障害児の育児適応に重要な3要素明らかに-NCNP 吃音者の保護者・養育者にもあてはまる?

世界初、発達障害児の育児適応に重要な3要素明らかに-NCNPhttp://www.qlifepro.com/news/20151211/the-worlds-first-three-important-elements-clearly-in-childcare-adaptation-of-children-with-developmental-disabilities.html

2015年12月11日 PM12:45
養育レジリエンス、「養育困難あっても良好に適応する過程」と定義
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は12月9日、NCNP精神保健研究所知的障害研究部の稲垣真澄部長、鈴木浩太研究員らの研究グループが、養育者が発達障害児の育児に適応する三要素を明らかにしたことを発表した。この研究成果は、米国科学雑誌「PloS ONE」オンライン版に現地時間12月3日付けで掲載された。



 同研究グループが発達障害児を持つ養育者424人に大規模調査を行った結果、子どもに関する知識を豊富に持っていること、社会的に十分な支援を受けていること、育児を行うことを肯定的に捉えていること、の3点が育児に適応するために重要な要素であることを分かったとしている。
記事中に3つの柱が書かれている。
吃音の子どもをもつ、保護者・養育者には十分な「知識」、「社会的に使える支援の見える化」が行われているだろうか?

俗に言う発達障害者(自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADHD、学習障害、運動チック、音声チック、トゥレット症候群、協調運動障害)の子どもを育てる保護者・養育者のように十分な情報が伝わっているだろうか?吃音は発達障害者支援法に含まれていて、ありとあらゆる公的な支援福祉を使えることは伝わっているのだろうか?早期発見早期療育はできるのだろうか?と。


※また、吃音は俗に言われる発達障害を併発する可能性が高いこと知られているだろうか?
 1.菊池 良和 『吃音のことがよくわかる本(健康ライブラリー イラスト版)』 講談社、2015年、26頁。ISBN 978-4-06-259798-2。
2.Health Care Use and Health and Functional Impact of Developmental Disabilities Among US Children, 1997-2005
http://archpedi.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=380659


◆吃音を早期発見早期療育すれば将来的に良い方向に向かうのではないかという情報もある
http://stutteringperson.blogspot.jp/2015/05/ng.html

吃音ドクター 菊池良和医師のLINEスタンプが発売 イラスト担当はやしみこさんの作品です。

菊池良和医師のLINEスタンプが発売されましたよ。


コチラです
https://store.line.me/stickershop/product/1222493/ja

【シェアOK、お願いします】なんと、菊池良和のLINEスタンプができました!来月出版される「子どもの吃音ママ応援BOOK」のイラスト担当のはやしみこさんの提案で作成されました。使ってみてください。
Posted by 菊池 良和 on 2015年12月11日

人事労務・採用活動担当の能力不足で、間違えて入社させてしまった発達障害者 合法的に会社から去ってもらうには?発話した瞬間バレる吃音者はどうなる?

人事の役割:アスペルガー症候群(大人の発達障害者)の社員への対応

鬼本 昌樹
戦略人財コンサルタント 代表

http://www.insightnow.jp/article/8912


みなさんは上の記事を読んでどう思いますか?
この記事のポイントは

・社内に困った社員がいる。アスペルガー症候群のようだ
・社内では戦力外と結論。だが訴えられないように合法的に出て行ってもらうにはどうするか
・よし!細心の注意を払い訴えられないように、人材コンサルタントや転職サービスを利用させて『自らの判断で転職してもらおう』

である。

とてもヒドイ記事だと感じるだろうか?
それとも戦力外社員だからたとえ会社の社訓に「人を大切に」と書いてあっても、困った社員には出て行ってもらうか?
ちなみにこの手の話はインターネット上を検索すれば出てくる出てくる。
困った社員を発見する方法から転職サービスまで出てきます。


◆吃音者や非吃音者、社会的障壁がある人ない人に立ちはだかるかもしれない就職活動の壁
過去にブログに掲載したが、企業の本音とはコレである(長文なので15分ほど)
採用段階から発達障害かどうかを調べたり、障害者とは大体こうだというものさしがある。
「独立行政法人 労働政策研究・研修機構」が「就職するのが困難な来所者」を公開していて
吃音者が含まれている。
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/10/blog-post_18.html


◆発話した瞬間に発達障害者だとバレる吃音者の就職活動はどうなるのか?
ここで問題なのは、発話した瞬間に「何らかの病気?障害者?」と相手の印象に残る吃音者である。吃音者であれば、採用段階で『貴意に添えない結果となりました。誠に残念ながら希望に添えない結果となりました。』というお手紙やメールを貰うだろう。

※2014年7月3日から国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターにより『吃音者は発達障害者である』と告知されたのを皮切りに、国や地方公共団体等が相次いで手のひらを返すように、その情報を周知徹底しはじめている。2005年の厚生労働省・文部科学省連名事務次官通知 17文科初第16号厚生労働省発障第0401008号という通知文が法的根拠である。
だが、吃音が発達障害者であると告知される以前から、吃音者は就職活動で採用されにくいと言われている。2015年現在以降の就職活動では吃音は2005年時点から発達障害者であることが企業側にも知れ渡るようになったので、『私は吃音者ですが、御社のために働きます!』などと、吃音者であることをカミングアウトする戦略は竹槍で白兵戦を挑むようなものだ。いや、白兵戦になるまえに長距離から殲滅される。


今回のニュース記事では入社してしまっていた発達障害者をどうやって訴訟にならずに合法的に会社から出て行ってもらうかの事例である。今後は吃音者を発見する方法や吃音者をどうやって入社させないか、間違えて入社させた場合はどうやって精神障害者保健福祉手帳を取得させるか、間違えて入社させた場合はどうやって転職してもらうか。などの人材コンサルタントや人材コーディネーターやリスク人材管理システムを売りにするサービスが登場するだろう。

※実はすでに人事労務採用担当者向けの書籍で発達障害をどうやって法律に触れずに確認するか?どうやって発見するか?障害によるミスをどう指摘していくか?という内容の書籍が存在している。
日本人事労務研究所 月刊人事労務「2015年11月号<発達障害者の雇用>」
http://www.nihon-jinji.co.jp/201511gekkanshi.html


吃音者でよくある事案であるが。公務員試験なら差別はないだろうと勘違いして、毎年毎年、年齢制限になるまで公務員試験を受けている人である。筆記試験は何とかなるのだけど、面接で落ちるパターンである。

公務員の人事労務・採用担当部署でも、無論、民間企業と同様に、『なぜ、この人は毎年面接で落ちるのか?理由は引き継ぎされているのである』

さて、新卒就職枠という一生に1回しか利用のできない貴重な資格であるが。
この資格を無駄にしないためにどうしたらいいのだろうか?
吃音をカミングアウトする戦略は、すでに通用しないと思ったほうがよい。
吃音をカミングアウトしても受け入れてくれる会社は存在するかもしれないが。
吃音者が本当にしたかった仕事、本当に入社したかった会社がある場合は絶対にカミングアウトしてはいけない。公務員でも同様である。

「吃音があります」とカミングアウトした瞬間に採用担当者は【精神障害者保健福祉手帳を持っていますか?】と質問を返してくるだろう。何しろ、2018年から障害者の法定雇用率算定方法に今までみなし雇用とされていた精神障害者が計算式公式に入るからである。吃音者が就職活動で応募してくれば、法定雇用率に計算できる企業側としてホクホクである。また、吃音がある医師や看護師や言語聴覚士もカミングアウトすればそもそも資格試験が通らないかもしれない。採用されるにしても精神障害者保健福祉手帳を持っているかどうかを質問されるかもしれない。


本当に入社したい会社がある吃音者は、捨て就職活動として、興味ない会社に応募をして、就職活動練習をしたあとに、大本命の企業や公務員に応募したほうがよい。本命企業に初っ端から応募してはいけない。

ポイントは
・吃音を隠すなら隠し通せ!絶対にバレてはいけない。
・吃音をカミングアウトするなら精神障害者保健福祉手帳を取得せよ。
・吃音があっても大丈夫だよ。気にしない会社だってあるよ。私の会社は大丈夫だよ。っていう当事者は【後輩吃音者のために、人事労務・採用担当者を説得せよ。面接の機会を用意せよ。】
・吃音があるが、医師や看護師や言語聴覚士や教員になりたいという人は資格を取って採用されるまではカミングアウトしないほうがいいかもしれない。


吃音当事者や保護者・養育者、吃音に関わる教員や医師や言語聴覚士は
吃音当事者と家族に向けて、良い情報も悪い情報も伝えるようにしてほしい。
吃音当事者も吃音のリスクマネジメントとして、360度全ての道を選べるようにすべきである。
吃音当事者団体も人権侵害に対して、身体障害者団体、発達障害者団体、難病者団体、その他社会的障壁のある人の団体と協力していくべきだろう。



◆最後に思ったこと
吃音者が障害者じゃない。うちの子どもは障害者じゃない。
と思ってしまう。お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん。
もしかして、ご自身の所属する会社組織で「障害者がどのように扱われているか?」
本当は知っているのではないか?だから障害者が嫌いなのではないか?
だからこそ。吃音者は障害者ではないですよ♪という障害者認定反対の大いにどもってそれでよし!派閥に入会してしまうのではないだろうかと。


吃音のリスクマネジメントとしては。俗に言う発達障害者(自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADHD、学習障害、運動チック、音声チック、トゥレット症候群、協調運動障害)のように、早期発見早期療育をして将来的にどっちの選択肢も選べるようにしておいたほうが良いと考える。一般枠で働くか?障害者雇用枠で働くか?

障害者ではないという考えに固執してこだわって執着して、「使えたはずの選択肢を知らないまま時間が経過するのは酷である」吃音当事者も保護者養育者も学校の教員も病院医師も言語聴覚士もよく理解しておく必要がある。

2015年12月13日日曜日

吃音ドクター菊池良和先生が福岡で『子どもの吃音 ママ応援BOOK』出版記念セミナー 2016年1月23日 要申込

【福岡で吃音ドクター講演会 学苑社さん主催】
子どもの吃音(きつおん) 医師が語る最新情報
2016年1月に学苑社より刊行される『子どもの吃音 ママ応援BOOK』(菊池良和 著 はやしみこ イラスト)の出版を記念して講演会を開催いたします。“吃音ドクター”こと菊池良和先生が、 吃音のある子どもの保護者へエールを送りながら、子どもとの接し方や役立つ考え方を解説します。会場では本の先行販売も行ないます。
講師
菊池 良和先生
医学博士・耳鼻咽喉科医師。ラ・サール高等学校、九州大学医学部卒業。宗像水光会病院研修医を経て、九州大学耳鼻咽喉科入局する。九州大学大学院臨床神経生理学教室で吃音者の脳研究を始め、国内外の学会で発表した吃音の脳研究に対して学会各賞を3度受賞している。現在は九州大学病院勤務。主な編著書:『エビデンスに基づいた吃音支援入門』『吃音のリスクマネジメント―備えあれば憂いなし』『小児吃音臨床のエッセンス―初回面接のテクニック』(すべて学苑社)、『ボクは吃音ドクターです。』(毎日新聞社)。
日時 2016年1月23日(土)13時〜15時30分(開場12時30分)
   途中、菊池先生のサイン会や書籍の販売、
   イラスト担当のはやしみこさんによる場面緘黙(ばめんかんもく)のお話を
   予定しています。
会場 コミセンわじろ 多目的ホール
   【住所】福岡県福岡市東区和白丘1丁目22-27 ( JR福工大前駅)
   【電車】JR鹿児島本線で博多駅から13 分(快速)、
       小倉駅から50分(快速)で福工大前駅下車。
       同駅2F改札口・エスカレーター乗口横に隣接入口あり。
   【バス】西鉄天神中央郵便局前バス停(18Aのりば)→西鉄バス(26A都市高速経由)30分。
       福工大前バス停下車。
   【車】国道495号。天神、香椎方面からの場合は「下和白交差点」の次の交差点を右折。
      北九州方面からの場合は「福工大前駅」の次の交差点を左折。
      専用駐車場はありません。
コミセンわじろ
定員 240名(定員になり次第締め切り)
※当日の参加申し込みは受け付けておりませんので、ご了承ください。
参加費 1,000円(事前振込)*小学生以下は無料です。
事前振込になります(講演が延期、および中止とならない限り、ご返金は承りかねます)。
領収証ご希望方は、当日会場にてお渡し致します。
申込期限
2015年12月21日(月)
(定員に達した場合はこれよりも前に締め切る場合があります)

申し込み方法はコチラ
http://www.gakuensha.co.jp/pg512.html

‪#‎吃音‬ ‪#‎発達障害‬ ‪#‎stammer‬ ‪#‎stammering‬ ‪#‎stutter‬ ‪#‎stuttering‬

2015年12月10日木曜日

2015年12月11日深夜1時からNHKラジオ深夜便で「安心して「どもる」ことのできる社会を目指して、九州大学病院医師・きつ音ドクター 菊池良和さん」が放送されます

2015年12月6日、東京都中野のコングレスクエアで内閣府障害者週間連続セミナーを行った、菊池良和医師が今度は吃音についてラジオで語ります!!吃音ラジオNHK版です!

今夜深夜1時から、NHKラジオ深夜便で「安心して「どもる」ことのできる社会を目指して、九州大学病院医師・きつ音ドクター 菊池良和さん」が放送されますが、倍率10倍で選ばれた他の人権インタビューがすごい!他の問題はテレビで広く取り上げられまし...
Posted by 菊池 良和 on 2015年12月10日

「発達障害者支援法」改正について検討WTから中間報告(超党派議員連盟役員会) 吃音やトゥレット症候群は発達障害者支援法に明記されるでしょうか?


今、全国言友会連絡協議会は公明党の山本博司参議院議員に支援してもらっているようです。
今後、発達障害者支援法改正の際、吃音やトゥレット症候群が通知文ではなくて、法律そのものに明記されると良いですね。

しかしながら日本政府はICD-10を重要視しているので、2018年のICD-11公式発表までは、吃音・トゥレット症候群が発達障害者支援法に明記されることは見送られるかもしれません。ただ、WHOこと世界保健機構がICD改訂をすれば、その流れに乗るでしょう。2014年7月3日に国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターが吃音を発達障害と告知したのは、DSM-5を待っていたようなものでしたが、日本政府はさすがにWHOの正式発表を待つと思います。



吃音者の人権を守るため、法律でもバックアップも必要です。
2018年精神障害者の事実上雇用義務化の前になんとしても達成してもらいたいところです。

◆WHO(世界保健機関)のICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の改訂により吃音はどうなるのか?ICD-11について
http://stutteringperson.blogspot.jp/2015/12/whoicd-10icd-11.html




【「発達障害者支援法」改正について検討WTから中間報告(超党派議員連盟役員会)】「発達障害の支援を考える議員連盟」役員会が9日、衆院第2議員会館で開催されました。「発達障害者支援法」改正に向けては、7回にわたり関係団体からのヒアリン...
Posted by 山本 博司 on 2015年12月9日

2015年12月9日水曜日

WHO(世界保健機関)のICD-10(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の改訂により吃音はどうなるのか?ICD-11について

毎日新聞2015年12月6日 東京朝刊にて
【働きたいのに 電話対応で叱責、リストラ 「身体障害」申請却下 仙台の男性、「実情知って」法廷へ】という記事が掲載された。インターネット上でも閲覧できる。Yahoo JAPANのヤフーニュースでもこの記事が、トップトピックにはならなかったが、目立つ位置に一定期間掲載されていた。

 なめらかな発語が難しい吃音(きつおん)に悩み抜いてきた半生を、法廷で訴えようとしている男性がいる。仙台市の無職、桜田俊介さん(47)は幼い頃からいじめや、からかいに遭ってきた。成人後も電話で不審者や外国人と間違われ、公園で子供に声をかけて変質者扱いされたこともある。吃音が原因で失職し、自殺も考えた。「吃音者が差別される現状を広く知らせたい」と話す。
「精神障害」に分類 実態との差に苦悩も
 世界保健機関(WHO)は、吃音を「小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害」に分類する。これに準じて日本の発達障害者支援法も吃音を精神障害の一種の発達障害に含め、自治体から障害認定を受け手帳を得る場合、精神障害での申請・交付が一般的だ。桜田さんもこれに従えば精神障害者手帳を得られる可能性は高い。
 身体障害者手帳を求めて訴訟に臨む桜田さんは、自身の吃音について「耳が聞こえなかったり、目が見えなかったりという身体障害と何ら変わらない」と訴えている。さらには自分に向いた職を探したいと考えている。
 障害者雇用促進法は企業に一定割合の障害者を雇うことを義務付けているが、どんな仕事をさせるかは企業の裁量だ。身体障害者の方が用意される仕事の幅が広いという現実がある。実際、吃音を精神障害とすることに違和感を覚える当事者は桜田さん以外にもいる。吃音で今年8月に精神障害者手帳を取得し、就職活動をする横浜市の男性(24)は「吃音という障害について面接で理解してもらうのは難しい」と話す。身体障害者手帳があれば就職の可能性が広がると考えている。
 発達障害者の就労を支援する福祉事業所「カフェベルガ」(茨城県つくば市)の吉田美恵代表(66)は「吃音が身体障害だという主張は理解できる。吃音を含めさまざまな症状についてもっと適切な分類が必要だ。桜田さんの問題提起が『(障害者)手帳行政』を見直すきっかけになればいい」と訴訟の行方に注目する。【遠藤大志】


◆記事
http://mainichi.jp/articles/20151206/ddm/041/040/063000c


さて、新聞記事において、世界保健機関(WHO)は、吃音を「小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害」に分類する。と明記されている。これはICD-10と言われるWHO(世界保健機関)が取りまとめている【疾病及び関連保健問題の国際統計分類】から引用している。毎日新聞の記事では、吃音は身体障害者手帳ではないのか?という論調である。


ICD-10は1990年ころの第10版であり、現在第11版であるICD-11改訂作業が行われている。当初の予定より公開が遅延しており2018年となっている。

このICD-11での吃音(きつおん・どもり)の扱いはどうなっているのだろうか?
ICD-11改訂作業の前に2013年アメリカ精神医学会(APA)の定めた『精神障害の診断と統計マニュアル』第5版(DSM-5)が第5版として改訂された。吃音は発達障害である。Neuro developmental disorders (神経発達障害)に分類された。私の推測であるが、国立障害者リハビリテーションセンターの発達障害情報・支援センターは、このDSM-5が明確に吃音症を神経発達障害と明記したのを待って、いよいよ、吃音が発達障害であると公開したのではないか?と考えている。


◆DSM-5における、吃音症の分類
小児期発症流暢症(吃音)/小児期発症流暢障害(吃音) (Childhood-Onset Fluency Disorder (Stuttering))
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/08/dsm-5.html

◆吃音症は発達障害であり精神障害者保健福祉手帳の交付対象であることが判明しました。
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/07/blog-post.html


ICD-11ではどうなっているか?
ICD-11 2018年公開予定ドラフトベータ版によると。

Neuro developmental disorders (神経発達障害)

Developmental speech and language disorders 

Developmental speech fluency disorder(吃音)
という分類になりました。
DSM5と同様、その他の発達障害である。ASD、ADHD、LD、音声チック運動チック、協調性運動障害と同様の場所に吃音が配置されています。

◆ICD-11 Beta Draft (Foundation)
http://apps.who.int/classifications/icd11/browse/f/en#!/http%3A%2F%2Fid.who.int%2Ficd%2Fentity%2F654956298




WHO世界保健機関でも吃音が神経発達障害と認識をしているようです。
2015年現在、日本国内では発達障害者支援法制定10年経過をめどに、発達障害障害者支援法改正が行われる予定です。2016年には改正法が提出されるかもしれません。2016年ではまだ、ICD-11の正式版が発表されていないので附帯決議として、将来、吃音を発達障害者支援法に明記するようにするかもしれません。発達障害者支援法改正当初は吃音やトゥレット症候群の位置づけは、現在の「17文科初第16号厚生労働省発障第0401008号」の文部科学省厚生労働省の連名事務次官通知で対応するはずです。

◆吃音やトゥレット症候群が発達障害者支援法に定義される法的根拠 厚生労働省HPより

◆日本政府は吃音を勝手に障害者にしているという論調について一言



2015年12月7日月曜日

2015年12月6日 内閣府障害者週間連続セミナー 吃音者の人権と合理的配慮を考える 吃音ドクターこと菊池良和医師講演動画


2015年12月6日、中野コングレスクエアで開催された、内閣府障害者週間連続セミナー2015、吃音者の人権と合理的配慮を考える 菊池良和医師の講演会動画がYouTubeに掲載されました。
皆様ご覧ください。


菊池良和(九州大学病院耳鼻咽喉科医師、医学博士)さんの講演会はみなさんどうでしたでしょうか?私は歴史的な講演会だったと思います。12月5日JDDネットさんの講演会には負けますが、参加者は85名ほどでしょうか。

吃音の歴史や吃音の説明、吃音とのつきあい方・向かい合い方、吃音児童や保護者の映像、吃音は障害者手帳も取得できる、2005年からは吃音が発達障害者支援法に含まれている、どもる権利、などとても充実した内容でした。

日本国内は吃音者の対立が派閥抗争が激しく、言友会という組織はおよそ50年の歴史があるのですが、あまり外部に向けて活動してきていなかった結果が2015年12月6日までつながっているのかもしれません。特に北海道の吃音看護師は自殺しなくても選択肢があったはずでした。吃音以外の発達障害者団体や身体障害者団体は国会議員や行政職員と連携をし、法律を作ったり、自分たちのことを情報発信しています。言友会は歴史が長いのに外部とのパイプがないようです。

現在でも東京都と大阪・関西の一部で行われている、幼稚園生、保育園生、小学生、中学生、高校生とその保護者、大学生スタッフなどを集めて開催されている、「吃音者のつどい(東京言友会から除名処分?)」がありますが、そこでも、吃音は障害者ではない!!と教えています。確かに保護者や吃音当事者はとても耳に心地よい教えかもしれませんね。一時は気持ち良い教えかもしれない。

でも一方で、「吃音は障害者ではない!」と教えている張本人が、文部科学省の発行する雑誌では「吃音は障害者」と認めているのでとても滑稽です。特別支援教育53号という雑誌です。


今回の菊池医師の講演会ですが、私も参加して、吃音児童の映像を見て泣いてしまいました。
自分の記憶が鮮明にフラッシュバックしました。私自身がASDやADHDもあるので、記憶がとても鮮明に再生されました。会場内でもすすり泣く人が多数いましたね。これだけ吃音というものはとてもとても重い障害なのだと思います。吃音自体の軽度重度は関係ありません。言葉が正常に発話できない、発話しても他人から怪訝そうな顔、不思議な顔で見られる、笑われる、怒られるなどがあります。講演会に参加していた保護者の皆さんも藁をもつかむ思いで今回参加したのだと思います。


さて、吃音ドクターこと菊池良和医師が講談社から「吃音のことがよくわかる本」を発売しました。
その書籍カバーにはこう書かれています。
・吃音は言語障害の一種で、発達障害者支援法の対象とされている。
・発症の原因、7割は体質(遺伝)。育て方のせいじゃない。
・3年以上続く吃音は簡単にはなくならない。

そして書籍本体の26ページにはこのように書かれています。

話し方以外にも気になることがあるとき
・悩みの種は吃音だけとはかぎらない
吃音をもつ子どものなかには、話し方だけではなく行動や学習の面でも気がかりなことがあるという子どももいます。アメリカの調査ではありますが、吃音が見られる子どもの約半数は、LDやADHDなど、なんらかの問題ををかかえていると報告されています。
周囲の適切な対応が必要なのは、併存する疾患・障害があってもなくても同じです。早めに相談しましょう。

吃音のみ49%
吃音に併存51% 

LD学習障害 58%
ADHD注意欠陥多動性障害 43%
MR精神発達遅滞 15%
てんかん 13%
他の発達の遅れ 50%

◆吃音の子どもの51%は吃音以外に発達障害を併発しているかもしれない、その他の障害もあるかもしれないというのです。

実はこのブログの筆者である私も、広汎性発達障害、ADHD、計算のLDがあります。
成人してから判明したため人生はとてもとても難易度が高いものでした。何度も何度も死にたいと思いました。

吃音の子どもをもつ保護者、養育者のみなさん。
俗にいう発達障害であるASD、ADHD、LDのお子さんの中にも吃音児童は存在します。
しかしその子ども達は、吃音者の当事者会よりも先に発達障害者の当事者会や親の会に所属します。そこでは適切なアドバイスや早期発見・早期療育の大切さを知ることができます。障害というものに正面から向き合います。保護者同士の情報交換も活発です。

もしも、お子さんの吃音が判明した場合。発達障害者支援センターや病院医師や自治体障害福祉課などに、発達心理検査などのテストを受けることができないでしょうか?と聞いて調べて、発達心理検査などを受けることをおすすめします。早期発見できればできるほど、療育や対策ができます。大人になるまでに安心安全な環境で失敗しながら自己肯定感自己効力感を高めた状態で社会に出て行けるはずです。



しかし、間違えて、障害者認定反対派の小学生中学生高校生を集めて行う当事者会に所属してしまうと本当に悲惨な人生になってしまうかもしれません。それに吃音が発達障害や精神障害者手帳なんて嫌だ!という思考。それ自体が差別です。

※余談ですが、筆者が発達障害であることが判明してから、家族会議がありました。
最近は発達障害の書籍が充実しているの発達障害の実例が掲載されていることが多いのですが、筆者の親戚筋にチラホラ発達障害者ではないか?という人がいるのです。

その過程で判明したのですが、親戚にも、従兄弟にも従姉妹にも発達障害の疑いのある人がいるのです。とても頭脳明晰で旧帝国大学出身でそのまま国家公務員にまでなったのに、ついていけずに退職した人。いつになっても結婚できない女性。結婚できないのは他人とのコミュニケーションや距離感がつかめず社交的だったのに大人になってから閉じこもるようになった。女性なのに化粧を絶対しない人がいた。理由は肌の感覚が気持ち悪いからだとか。正月やお盆に大本家に行くと、引きこもっていたお兄さんがいた。入ってはいけない部屋があった。とても面白いおじちゃんやおばちゃんがいたがいつも他の親戚からヒドイ言葉をかけられていた。いじられキャラとかそういう次元を超越していた。吃音者も親戚にいることが判明したなど。

もしかしてなのですが、お子さんの吃音を診断された、お父さん・お母さんも自分自身の親戚筋の思い出や情報を調べたほうがいいかもしれません。吃音に限らず、ASDやADHDやLDも遺伝の可能性があります。もしくは、そもそも吃音児童のお父さんお母さん自身が社会で困らない程度の発達障害の可能性があるかもしれません。

発達障害の特性の1つに強いこだわりや執着や集中があります。
「自分の子どもは障害者じゃない!!」というお父さんお母さんの場合、そもそも、「障害者じゃない」と強くこだわってしまうそれそのものが発達障害なのかな?と思うことも。

発達障害のお子さんを診療する医師によると、子どもの発達障害を検査している過程で父親か母親も発達障害ではないか?という事例もあるとのことです。

余談ここまで。



大切なことはお子さんの吃音が判明した場合、発達検査・心理検査を受けましょう!!

これも吃音のリスクマネジメントです。
実は12月5日の内閣府障害者週間連続セミナーの発達障害の講演会も吃音児童の保護者・養育者に参加してほしかったと思います。言友会との空気の差を、親御さん達の気持ちの違いを肌で感じてほしかったと思います。





また、菊池良和医師の講演会にて、最後に進行役の人が話していましたが、吃音者の保護者や養育者は団結すべきです。日本政府や厚生労働省や文部科学省や内閣府などに情報発信すべきです。政治家も巻き込むべきだと思います。
だって菊池良和医師の講演会はごく限られた人しか参加できなかったのですよ。
本当は日本中に吃音の子どもを心配する保護者・養育者さんがいるはずなのに、全都道府県に最低1人の吃音ドクターがいないなんてオカシイではないですか?

2015年現在の保護者・養育者のみなさんが経験したことを次世代の未来のお父さんお母さん、生まれてくる命にまったく同じ苦労や心労や死にたい辛いという気持ちを経験させるのですか?

変えましょうよ!日本を!!

幸いにも現在、全国言友会連絡協議会は政治家との接触やJDDネットとの接触をしているようなので今後変わるかもしれませんね。現在のところ、東京言友会と千葉言友会が社会的支援推進実行委員が多数在籍しているそうなので、吃音児童のお父さんお母さんは一度相談してみたらどうでしょうか?




◆参考情報

【必読】はじめて吃音を知った人へ。吃音と関わる上で絶対に知っておくべきこと。大切な吃音ガイドライン。
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html

2013年、北海道で吃音看護師が自殺した。だが、本当は自殺を避けられたのである。
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/2013.html

NPO法人全国言友会連絡協議会の中高校生吃音のつどい代表の佐藤隆治氏は吃音は障害者であると認めている。文部科学省季刊「特別支援教育」53号にみる、吃音の障害者としての位置づけ
http://stutteringperson.blogspot.jp/2014/08/53.html

2015年11月15日日曜日

吃音研究という美名・錦の御旗に安易に協力しないように。協力者の権利が守られているのかを確認しましょう

この記事を見ている人の中にもある組織から「吃音認知度調査・路上アンケート実施協力募集」の情報を知っている人がいるかもしれない。またはすでに一緒に路上アンケートをしませんか?と誘われている人がいるかもしれない。

吃音研究の発展のため、吃音者の権利を守るための運動や行動はとても意義があり素晴らしいことである。どんどん行っていってほしいものである。

だがちょっと待ってほしい。

吃音研究の発展のため、吃音者の権利を守るため、という美名・錦の御旗はとても意義があり、それはそれは聞き心地の良い魔法の言葉である。それに協力できるなんて名誉かもしれない。

冷静になってほしい。

調査員になる場合、調査員の権利は守られているか?


◆協力者・調査員の権利は守られているか?
今回、「とある組織」が吃音当事者団体や言語聴覚士や個人の吃音者、吃音に関心のある一般人にむけて「吃音認知度調査・路上アンケート実施協力募集」を打診している。みなさまも聞いたことがあるだろう。

だが、今回のこの街頭調査は路上アンケートである。
公の道路であれば警察に、百貨店や鉄道会社所有の敷地であればそれはその企業に
道路使用許可を求めて行わないとならない。日本は法治国家であることを忘れてはならない。

もしも「とある組織」が、警察か民間企業から道路使用許可を貰わずに路上アンケートを自分勝手にやっていたらどうなるだろうか?例えば「とある組織の中核メンバー」は自分たちの手を汚さない状態で末端の街頭調査員だけが警察に指導・注意・逮捕されるような事案が発生したらどうなるだろうか?就職活動を控えた学生であれば経歴に傷がつくことはなんとしても避けたい。辛い思いをするのは末端の調査員である。

よく考えてほしい。
調査員として協力するのは良いことである。
だが、例えば警察か企業に申請をしないでこっそりやってよ、なんていう流れであれば疑義をもつべきである。調査員として協力するからには、調査員が「安心安全に調査員としての業務遂行ができる後ろ盾」が存在しなければならない。

また、考えてほしいのは。警察や企業に「道路使用許可を求める手続きを行うのは『とある組織』が代表として全国各地の警察や企業に行うべきであるのが原則であると考えてほしい。」

間違っても各個々人が個別で警察や企業に交渉手続きをしてはいけないのが原則だ。『とある組織』が全国各地の警察や企業に交渉手続きをした上で調査員が安心安全な環境で街頭路上アンケートを行うべきである。



※別の事例を示そう
とある引越し業者が存在するとする。
引越し業者の作業員はトラックの運転と引越し作業を行う。
さて、引越し経験をしたことがある人であれば理解できると思うが、自動車道路と歩道にまたがってギリギリでトラックを駐車する場合もある。そして「運転席に、ただいま引越し作業中です。何かありましたらここまで連絡をください 090-XXXX-XXXX」と運転席に見えるように書類が置いてあるかもしれない。

しかし、道路交通法違反はそんなものはお構いない。
一定時間以上その場所にトラックが停車していれば、交通違反の指摘と警察まで出頭せよと切符を切られる。そして運転者は違反した罰金を払い、運転免許証から違反点数を減点される。

この際、引越し業者本体は痛くも痒くもない。何らかの注意を当局から受けるが。
引越し業者本部の人間の運転免許証の点数が減るわけでもなければ、違反履歴が警察に永久に記録されることもない。

つらい経験、痛い目、免許の点数が減るのは、1番末端の作業員である。
特に吃音当事者や吃音に興味がある若い学生は気をつけよう。
就職活動に影響するかもしれない。


話を本題に戻そう。
例えばもしも「とある組織」が吃音認知度調査のために街頭で路上アンケートを行いたい。
しかし、警察か企業からは許可は得ていないけど、末端の調査員が自己責任でやってね♪
なんて内容であれば絶対に協力してはいけない。

あなたの人生や経歴に傷がつく可能性をよく考えないといけない。
あくまでも、「とある組織」が前面に出て、警察か企業と交渉して所定の手続きを行い手数料を払い許可を得てから、調査員の権利が守られる状態になっていてはじめて路上アンケートができることを忘れないでほしい。


◆なんとなく曖昧な感じ、疑義がある場合はどうしたらいいの?
今後、人生でみなさんは路上アンケートかもしれないし、XX障害の調査などで大学や研究者に協力することはあるかもしれない。

その場合、口頭ではなくて書面で、「研究者名一覧」、「指導教官は誰か?」、「倫理委員会があるか?」、「責任者の連絡先はどこか?」を確認できるようにしてほしい。

もしもそのようなものが、存在しない場合。特許申請中のような現在申請中です。という回答であれば協力はしないほうがよい。気をつけよう!!完全に書面として重要事項説明書がある段階になるまで協力はしないほうがよい。



2015年11月10日火曜日

【紹介】2015年12月6日 内閣府障害者週間連続セミナーにて吃音の講演会。菊池良和医師が登壇

内閣府 2015障害者週間「連続セミナー」
『吃音者の人権と合理的配慮を考える』 

吃音(きつおん)は20人に1人発症し、大人になっても100人に1人は吃音があるまま生活をしている。吃音は過去に「治すべき悪癖」と言われていた時代があり、偏見・差別を受けてきていた。吃音は2005年の発達障害者支援法に含まれていたが、吃音に対する合理的配慮は普及していない。そこで、吃音の歴史を知り、吃音者の人権および合理的配慮を考える。

講演者 菊池 良和(九州大学病院耳鼻咽喉科医師、医学博士)

主催 特定非営利活動法人 全国言友会(げんゆうかい)連絡協議会

日時 2015年 12月 6日 (日曜) 11:10~13:10

場所 コングレスクエア中野 詳細は開催場所を参照

定員 100名(先着順)

参加費 無料

http://www.kokuchpro.com/event/88b1650e51e802ea516128ebc63a5a07/

2015年9月22日火曜日

目に見える障害と目に見えない障害に対する興味深いツイート紹介

吃音者の取り巻く環境も似たようなことが起こります。
吃音を一生懸命に説明しても。
「今はうまく話せているじゃないですか」
「緊張しているだけだよね」
「落ち着いて話せば大丈夫だよ」
「それくらい、噛むくらい誰でもあるよ」
「気にしないで。私のところは大丈夫だよ」
「どもりを治してこい。治さないならもう会社では働けないぞ!」
「喋れないことがあるってことは、この仕事はできないよね」
「同じ吃音者でもXXさんは頑張ってこの仕事しているじゃないか。君もやればできる」
「吃音があるあなただからこそ、この仕事ができるんだ!」

このような対応は吃音当事者も家族も苦しみます。
吃音者だって十人十色で、その人が育ってきた環境によっても人生は大きく変化します。
みな、壮絶な経験をしているかもしれません。もう少し生きやすい世の中になりませんかね。


厚生労働省管轄の障害者差別解消法対応指針案にて吃音とトゥレット症候群が発達障害者支援法に含まれていると具体的に明記される

2015年9月ころからでしょうか。
障害者差別解消法対応指針・ガイドラインの案はこれでよいでしょうか?
というパブリックコメントが各省庁から、各省庁が管轄する事業者向けというような形に分類されて怒涛の大連チャンが募集がなされています。

◆パブリックコメント
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public

その中でも厚生労働省が関係する3つの対応指針案には吃音とトゥレット症候群は発達障害者支援法に含まれていると具体的に明記されています。大きな一歩です。吃音は現時点で発達障害者であり、発達障害者支援法に含まれているというのです。発達障害者支援法に含まれているということが社会に世の中に周知徹底されていけば、困っている吃音者は生きやすい社会になると思います。

吃音で困っている人がいるということが国に伝わっているということだと思います。厚生労働省の大きな変化に心から感謝を伝えたい。一般社会にも現時点で「吃音って発達障害者なんだ」という認識が広まるかもしれない。残すところは「吃音を発達障害者支援法に従い精神障害者保健福祉手帳交付申請書類を書いてくれる、吃音者に寄り添ってくれる病院・医師が増えることである。」

吃音者だって本人や家族が希望すれば、公的な支援・福祉・障害者手帳のメニューは利用できるはずなのに、今まで見落とされていて自殺者までだしている。吃音成功者の常套句である「私ができたからお前もやれ。努力がたりない」という理不尽にさらされてきた人もいた。

人間は生まれた家柄や親や保護者の資産、いじめを受けるか受けないか、不登校になるかならないか、学習の機会を失うか失わないか、安心安全な環境で勉強ができて進学できる機会があったかなかったか、様々な背景があった上で人格性格が形成されるので、様々な選択肢があって良いはずである。今回の障害者差別解消法対応指針案は大きな一歩である。


今後2018年の精神障害者保健福祉手帳所持者の雇用義務化や障害者差別解消法の運用が開始されるとなると、学校や企業も吃音者に対する対応マニュアルを作成を急がないとならないかもしれない。



◆障害者差別解消法に基づく医療事業者向けの対応指針(案)に関する御意見の募集について

◆障害者差別解消法に基づく衛生事業者向けの対応指針(案)に関する御意見の募集について

◆障害者差別解消法に基づく福祉事業者向けの対応指針(案)に関する御意見の募集について

2015年9月21日月曜日

2015年9月20日大阪言友会(おおさかげんゆうかい)設立


大阪の吃音者に新しい選択肢ができました。

吉澤 健太郎大阪言友会設立総会に出席しました。元々、大阪言友会は1960年代に設立されましたが、1994年に当時の会員の一部が、吃音を治す努力を否定し日本吃音臨床研究会を立ち上げ全言連から脱退したため、以後20年以上に渡り大阪には言友会がありませんでした。本日は、かつての言友会に参加していた各年代の当事者の方々、言語聴覚士、大学教員の方々が参加されていました。懐かしいお話や再会もありました。会長は笠倉さんが満場一致で選任されました。僕は吃音のある方々の多様な吃音観が尊重され、吃音で悩む当事者や家族だけではなく、吃音の無い一般府民が吃音を知る機会を得やすくなるような、地域活動、他機関、団体との連携に期待したいです。そして大阪で暮らす吃音のある子供達や親御さんにとっても一助となるイベントが開催されることを願ってやみません。今日、当事者の方々の取り組みを目の当たりにして、あらためて吃音の改善を希望される当事者の想いに応えられるように、更に臨床家としての研鑽を積む決意です。

Posted by 斉藤 圭祐 on 2015年9月20日

2015年9月1日火曜日

大阪言友会(おおさかげんゆうかい)設立されます。2015年9月20日




『第4回 きつおんコトバのつどいinおおさか』日時:2015年9月20日(日)13:30~16:30(受付13:00~) 会場:福島区民センター 302会議室(〒553-0006 大阪市福島区吉野3-17-23)参加費:300円...
Posted by 特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会 on 2015年8月31日

日本吃音・流暢性障害学会 第3回大会が開催

2015年8月29日30日、大阪にて日本吃音・流暢性障害学会 第3回大会が開催されました。


8月29日・30日、大阪にて日本吃音・流暢性障害学会 第3回大会が開催されました。今回も書籍販売をさせていただき、ほぼ完売となりました。誠にありがとうございました。吃音のある人の体験談集が完売となりましたが、様々な吃音体験談から、『吃音と生きる』ことを広く深く知って頂けるきっかけとなれば心より嬉しく思います。大会では言友会会員によるセルフヘルプグループセミナーも行われ、沢山の方にご参加いただき盛況となりました。
Posted by 特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会 on 2015年8月31日

「第49回言友会全国大会 吃音ワークショップin愛媛2015」の案内


言友会(げんゆうかい)の全国大会が2015年10月10日から12日まで愛媛県で開催されます。

「第49回言友会全国大会 吃音ワークショップin愛媛2015」申込サイトが完成しましたので、ご案内いたします。下記リンクより申込みできます。部分参加費の計算も可能です。...
Posted by 特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会 on 2015年8月16日

2015年8月17日月曜日

吃音者に対する職場での会社での合理的配慮とはなにか? 吃音者を採用する場合はどうしたらよい?吃音者採用雇用事例について

この投稿はこちらに継承しました 
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2016/09/blog-post.html


◆吃音者に対する企業・会社・職場での合理的配慮について考えてみる。
まず吃音者を採用する側が吃音者雇用のスタンスを明確にしなければならない。
採用する企業・各団体が内部でよく話し合うことが重要である。

1.第一に「どもる権利の行使を認めるか」
2.吃音者であることが判明すれば「身体障害者手帳」または「精神障害者保健福祉手帳」を持っていなければ採用しないか?それとも一般枠での就労を認めるか?
3.吃音者は俗に言われる発達障害を併発している場合があることを理解しているか?


1.どもる権利とは吃音者が吃ることを認めることである。
職場で吃音者が吃ること。これは読者の所属する企業・団体では認められるだろうか?
筆者が現実に就職活動で指摘されたことはこれである。
「キミね。そんなに言葉話せないでどうするの?ホウレンソウ!報告連絡相談はできるの?普通の人がさ、15秒、30秒で話し終わるにキミは何分かかった?えっ?説明してよ」

確かにその通りである。ぐうの音も出ない。
吃音のない健常者であれば、サクサクとホウレンソウは済む。会社内の会議でも定刻に始まって、定刻に終わることができる。仮に健常者が15秒30秒で終わる作業を毎回毎回1分から5分もかかってしまえば、月換算、年換算で通して何分時間を無駄にしているか?ということである。また、それを聞いている相手も吃音者が言い終わるまで待たないといけないのでその分時間を奪われる訳である。

話を変えよう。
2015年現在、俗に言われる発達障害者を雇用する場合。企業・各団体側は『障害特性まるだし、障害者だから仕方ないだろ』という価値観の発達障害者は雇用しないとのことである。慈善団体ではないので当たり前といえば当たり前である。

では俗に言われる発達障害者は何が問題かと言うと、コミュニケーション能力が弱い苦手、ルールに厳格、同時並行作業が苦手、勤怠管理ができない、遅刻や寝坊があるかもしれない、物を忘れてしまう、予定を忘れてしまう、うるさい所が苦手などなどがあるかもしれない。

しかし訓練された、自己分析ができている発達障害者は、服薬をすること、手帳やリマインダーを使うこと、物を忘れないように工夫すること、コミュニケーションの時はボイスレコーダーで録音して後で聞き直して確認する、上司からの指示を視覚と聴覚両方でダブルチェックする、病院に定期的に通院すること、遅刻しそうであれば他の人より30分早く行動する、わからなければ自分だけで思考しないですぐに人に質問する、うるさい所ではノイズキャンセリングヘッドホンや防音イヤーマフを使う、などなどが考えられる。

要点は、「発達障害があるけど、ありとあらゆる予防方法や道具などを使い、発達障害特性が弱くなるように、仕事に影響ができるだけでないようにしている」ことである。ここまでやって『発達障害があるけど、ここまで頑張っているから、御社で働かせてください』となるわけである。企業・各団体側も『ここまで頑張っているなら、うちで雇用してもいいかな』と両者の歩み寄りを見ることができる。

では吃音者はどうだろう?
吃音者の中には考え方の違いがあり『堂々と吃れ。吃音者で何が悪い!!』という考え、『吃音があるけど上手く発話できるように頑張っている』という考えの人が存在する。またさらに細分化すると色々と派閥抗争があるがそれは別記事を確認してほしい。

◆別記事
http://kitsuonkenkyuguideline.blogspot.jp/2015/11/blog-post.html

要点は俗に言われる発達障害者であれば、出来る限り頑張って発達障害特性と戦いつつ仕事に取り組むという姿勢である。しかし吃音者において『堂々と吃れ、吃音者で何が悪い!!』という考えあればそれは企業の価値観に合わないのではないかと筆者は推測する。堂々と吃るよりも、出来る限り頑張っている吃音者の方を雇用したいのではないかと思う。

結論
どもる権利を認めるか認めないか?
各企業・各団体次第である。まずはこれを決定しなければならない。
例えば重度吃音者であれば、出来る限り頑張って発話するよりも筆談やチャットで交流したほうが早いであろう。


2.吃音者であることが判明すれば「身体障害者手帳」または「精神障害者保健福祉手帳」を持っていなければ絶対に採用しないのか?吃音があっても人柄採用で一般枠で働いてもらうのか?

これも事前に各企業・各団体内部で決定しておかないとならない重要な問題である。
2015年現在、吃音者は発達障害者支援法に含まれている発達障害である。
WHOのICD-10という疾病及び関連保健問題の国際統計分類が法的根拠になっている。
2013年に公開されたアメリカ精神医学会のDSM-5という精神障害の診断と統計マニュアルでは、もっと踏み込んで吃音は発達障害であると分類した。

重度吃音者、家族などしか発話内容が理解できないのであれば身体障害者手帳の対象となる。
それ以外の軽度中度の吃音者は精神障害者保健福祉手帳の対象となる。

身体と精神では手帳の有効期限があるので気をつけないとならない。精神では二年更新制度をとっているので、手帳の更新し忘れリスクが考えられる。

さて、読者の所属する各企業・各団体は吃音者をどのように位置づけるか?
発達障害者支援法に定義される障害であるから、そもそも障害者枠でなければ採用しない、障害者手帳を持っていなければ採用しないという立場をとるか。

それとも、吃音があっても、読者の職場でそんなに話すことはないし、吃るくらいでいちいち評価しない。一般枠で働いてもらうという立場をとるか?

2018年より、障害者の法定雇用率計算式が変化する、みなし雇用とされていた精神障害者が計算式に加わる。事実上精神障害者の雇用義務付とも取られる。しかし、従来通り身体障害者と知的障害者のみの数字で法定雇用率を突破できるなら問題ない。

企業の本音としては吃音が軽度であっても、一般人と同じ仕事量、出世コースでも問題ないが、せっかく法定雇用率を満たせるなら障害者手帳を持っていてほしいというところであろう。そもそも現在の各企業・各団体は『社内障害者が1番便利だ』と思っているはずである。社内にもともといる社員が障害者になってくれるのが正直メリットがあるという。

結論
各企業・各団体は吃音者をどのような視点で捉えるかが重要である。
吃音者の中には「吃音は障害者じゃない」という価値観の人間もいる。
だが、雇用する側の都合もあるので最初の段階で立場を決めておくべきである。


3.吃音者は俗に言われる発達障害を併発している場合があることを理解しているか?
これは重要な要素である。
ウィキペディアから引用
他の発達障害との併発[編集]
近年、一般的に周知されている発達障害である(自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害、ADHD、学習障害)などと吃音が併発する場合も存在すると報告が出ている。てんかん、精神発達遅滞も併存する場合もあるとのこと。純粋吃音者は49%であり、何らかのその他の発達の症状が51%に見られるという。[34] 菊池 良和 『吃音のことがよくわかる本(健康ライブラリー イラスト版)』 講談社、2015年、26頁。ISBN 978-4-06-259798-2。
また、ADHD改善薬『コンサータ』を販売するヤンセンファーマ株式会社がウェブ上に公開する、「薬剤師のみなさまへ 適正使用のための手引き」にもADHDの併存障害として吃音を明記している。吃音の子どもを持つ保護者・養育者は吃音以外に気になる事があれば各都道府県の発達障害者支援センターに相談すべき事案である。[35]
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%83%E9%9F%B3%E7%97%87#.E4.BB.96.E3.81.AE.E7.99.BA.E9.81.94.E9.9A.9C.E5.AE.B3.E3.81.A8.E3.81.AE.E4.BD.B5.E7.99.BA

吃音ドクターとして有名な菊池 良和(九州大学病院耳鼻咽喉科医師、医学博士)氏は
書籍で紹介している。他の発達障害との併発である。引用している英語本文はこちら(http://archpedi.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=380659

さらにADHD改善薬コンサータを販売するヤンセンファーマ社もADHDと吃音が併発すると指摘しているのである。

これを読者はどう捉えるだろうか?
吃音者は吃音だけかと勘違いしていただろうか?
純粋吃音者は49%で、その他の何かが併発するのが51%だというのである。
これは数字としてはかなり大きい。
俗に言われる発達障害者と抱える発達障害特性にプラスして吃音という発話の障害が加わるわけである。

各企業・各団体の発達障害者雇用を担当している人は、こんな経験があるかもしれない。

『発達障害者のXXさんって吃音もあるじゃん!』

そうなのである。驚愕すべきことであるが、実は俗に言われる発達障害者が吃音を併発しているのである。ということはその逆で吃音者も俗に言われる発達障害を持っている場合があるのである。
逆に考えれば、他の発達障害者と同じような配慮でもよいということである。

しかし問題なのは純粋吃音者である。
純粋吃音者は本当に発話のみに障害があるため、障害者枠で働くことや出世コースやキャリアパスがない環境なんて信じられない訳である。これも吃音が障害者ではないと考えてしまう1つの要員であるが……。

結論
吃音者は純粋吃音者が49%
その他の発達障害やてんかんや精神遅滞がある場合が51%
これは絶対に覚えておかないとならないであろう。



【旧記事】

まず最初の流れとして企業の人事採用担当の方が、吃音をカミングアウトしてくる吃音者に接触することになると思う。吃音を隠している吃音者の場合は不明である。

企業側として、その吃音者に取ることができる行動は3つである。
1.吃音があっても我が社は気にしないよ。一般雇用で働いてください。
2.吃音があるということは障害者手帳は持っていますか? 障害者雇用で働いてください。
3.吃音があるということは障害者手帳は持っていますか? 一般雇用と同じ内容で働いてください。出世コースもキャリアパスもありますよ。

※ちなみに吃音症は2015年現在、発達障害と法律で定義されているので精神障害者保健福祉手帳を取得することができます。2018年より精神障害者保健福祉手帳所持者の雇用義務化も開始とのことです。


1はとても先進的な素晴らしい企業でないかと思います。
吃音があっても、気にしないよ。吃る人がいてもいいではないか?
という考えですね。社内でも社外でも、●●さんは吃音者だから、会話のとき発話のときにちょっと変だなって思われるかもしれないけど、みんなよろしくね。お客様、取引先にも説明してくれそうです。

2は障害者手帳を持っているので法定雇用率を満たしつつ、雇用はするけど障害者枠で働いてもらう。

3は障害者手帳を持っているので、障害者の法定雇用率を満たしつつ、吃音者にも一般枠と同じ条件、フィールドで活躍してもらう。

ここらへん3つのパターンだと思います。



実は吃音者も、吃音があるからといって、吃音は障害者じゃない!! と思っている人もいるので障害者枠の仕事はしたくない!! 健常者と同じ仕事、同様に出世できるように責任ある仕事をしたいという考えの方もいます。

※ここは吃音者の対立の歴史があります………。


かといって、雇用する権利があるのは人事採用担当者、企業側であるので、「私は吃音があるけど、一生懸命働きます!!!」という人を採用するか? 採用しないか? これは雇用側の考えに左右されます。障害者手帳を持っている吃音者を雇用するのか。持っていなければ雇用しないのか。すべては自由であるのです。



◆吃音者への合理的配慮とは?

さて、本題の吃音者への合理的配慮を考えてみます。
吃音者は社会人として企業で働くにあたって何が大変なのか?
話すことです。話すことに障害があります。
吃音者の吃音の程度によります。
自分の名前が発話できない。自分の所属する会社名が発話できない。
発話できたとしても時間がかかってしまう。
発話できたとしても、「社会のルール・会社のルール」に従った順番のように、マニュアルに
書いてあるように発話できないことがあります。
言いやすい言葉を発話するが故に、敬語が使えないかもしれません。
報告連絡相談というホウレンソウという行為が健常者であれば、20秒で終わる所を、吃音者ならば1分ほど時間が経過してしまう場合があります。
相手と話すときに吃ってしまうために、口から唾液が相手に飛んでしまうこともあります。(マスクをすれば大丈夫です。)
話すときに吃ってしまうために、相手の目をみて話せないこともあります。
話すときに口をとがらせてしまうことがあります。
話すときに身体の他の部分を動かしながらタイミングをとることがあります。腕や足など。


・さて、企業の皆さんは吃音者を雇用するのは難しいかな? と思ってしまうでしょうか?
私はそれは違うと思います。
一番の合理的配慮は「吃音という吃ってしまう人がいる。でもそれだけだ」これでいいのではないかと思います。会社内でもお客様や取引先にも「吃ってしまう人なんだ」と認識してもらうこと。これが大切で大事なことだと思います。吃る人が吃ってしまっていても、別に気にしなくていいのです。上手く言葉が言えないこと、敬語が使えなくて失礼な発言をしてしまっても怒らないでほしいのです。
そんなことが合理的配慮ではないかと考えます。

吃音者は接客業務や営業の仕事ができないのではないか。と考える人もいるかもしれません。でもそれも、最初のファーストコンタクトのときに「私は吃音者です」と説明すること、会社であれば上司の方が「部下は吃音なのだが、ふざけているわけでもないし、仕事はちゃんとやるから、発話に関しては何も言わないでください。仕事で評価してください」説明してもらえれば、それはとても心強いことです。接客業務でも「当店には吃音者がいます。上手く話せないことがあっても怒らないでください。」と告知してしまってもよいのです。


※吃音者個々人の主義主張によっては「私は相手に先に自分の言いたいことを言われたくない!」
「私は発話が苦しいとき大変なとき、●●のことを先に相手に推測して言ってほしい」という場合もあるので詳しくは当事者と面談して決めてください。

2015年7月31日金曜日

2015年8月8日新宿コズミックセンターにて、スポーツ例会開催とのこと

2015年9月5日、6日 東京都にて「うぃーすたグループの全国大会」が開かれます!


2015年7月7日火曜日

【NAVERまとめ】発達障害者として吃音者を採用する方法???

【発達障害】企業の人事採用担当さんは障害者手帳の取得も促して。就活生や転職する人を悩ませる『吃音症』

■このまとめは企業の人事採用担当者さん向けです。採用活動に利用してください。
修正|削除
・企業の皆さん。採用活動でこの情報を活用してください。
知っていましたか? 実は吃音症(きつおん・どもり)は脳神経の発達障害であることを。
脳神経の障害であれば、昔からある迷信や間違った認識である『親の育て方が悪かった、今は緊張しているんだよね? 今は上手く話せたじゃないですか? 吃音があっても活躍している人もいるよ。この方法で吃音が治るみたいだよ』という発言はしないほうがいいようです。

・特にインターネット上にあふれる「吃音が治る・吃音が改善する」と謳っている情報商材や民間の吃音診療所(保険診療外ばかり)はなぜ、吃音が治る方法を医学雑誌に論文として投稿しないのか? これが答えです。本当は脳神経の発達段階の障害だったのですから。

・2018年から精神障害者保健福祉手帳所持者の雇用義務化というニュースはすでにご存知のことと思います。精神障害者の中には発達障害者も含まれます。理由は脳神経の発達の障害とされているからです。最近だとDSM-5が最新の診断基準となっています。

・実は吃音は他の発達障害との併発が高いこともあります。
高機能自閉症や広汎性発達障害やアスペルガー症候群、ADHDやLDを持っている人を雇用している企業の方は気付いているはずです。吃音症を持った人がいるでしょう。ということはその逆もあり得ることが理解できますね。

・問題なのは『私は吃音がありますが、吃りながらも頑張って仕事します』と就職活動で堂々とカミングアウトしてくる学生・就職希望者への対応です。中には本人は気付いていないが他の発達障害を併発している場合もあるでしょう。

吃音は障害者ではない。
吃音はそもそも頭のオカシイ精神障害者・発達障害者ではない。
吃音が他の発達障害と併発するわけがない。

という奇特な主張もありますが、どんな人物を採用するかは御社の自由です。
ただ、情報として吃音が発達障害であること、そして御社の障害者法定雇用率に貢献できることを知ってもらえると幸いです。

http://matome.naver.jp/odai/2143257173980112401


2015年6月26日金曜日

日本政府は吃音を勝手に障害者にしているという論調について一言

最近、2014年7月3日に国立障害者リハビリテーションセンター、発達障害情報・支援センターが
吃音が発達障害者支援法に定義されていると公開してから、『吃音は障害者じゃない』、『吃音は精神障害者じゃない。身体障害者だ』、『吃音者は他の頭のオカシイ精神障害者や発達障害者とは違うんだ』との論調が見受けられるようになりました。

さらには、日本政府が勝手に吃音を障害者にしようとしている。日本政府や厚生労働省や文部科学省が悪いことをしているとの論調も存在します。

しかし吃音は、国際的な診断基準である、ICD-10(WHO世界保健機関)と、DSM-5(アメリカ精神医学会)の2つが診断基準として説明しています。日本政府は現状として「ICD-10」を引用してそれを法的根拠として、日本国内の発達障害者支援法に反映させているのです。

ということはそもそも、日本政府を非難批判するのではなくて、WHOとアメリカ精神医学会に異議や意見を申し述べないといけないわけですね。この両者がこのように診断基準を作成しているということは世界中で「言葉をうまく話せなくて苦労している人いる」ということが逆に理解できると思います。



■さて、記事の冒頭に書いた
『吃音は障害者じゃない』
『吃音は精神障害者じゃない。身体障害者だ』
『吃音者は他の頭のオカシイ精神障害者や発達障害者とは違うんだ』

この論調は本当に危険です。
吃音者は逆に世界中の社会的障壁がある人を差別していることにはならないのでしょうか?
本当に心から心配です。
もしも障害者扱いされることで不利なことやデメリットがあるのであれば、それこそ社会的障壁がある人達の団体が同盟をして、世界が変化するように動けばいいのではないか? と考えるわけです。世界が社会の常識が変化すれば社会モデルと言われるものに一歩でも近づけば、誰もが皆、暮らしやすい世の中になるはずなのです。

吃音者は今、立ち上がるべきです。
そしてご自身が経験した辛いこと悲しいこと嫌なこと、人生の機会損失、本当はやりたいことがあった。こんな苦悩を次世代に吃音者として生まれてくるかもしれない子供達に経験させるわけにはいかないのです。今の世代の吃音者は正直痛みを伴う変化が待っているかもしれません。しかしそれでも、今現在に世の中が変化するように動かないと、次世代の後輩達に「なんで先輩達はちゃんと社会を変えようとしなかったの?」なんて質問されてしまうかもしれません。

吃音者が自分で選択して360度全方位に歩むことができる社会になりますように―。

東京都保健福祉局が「発達障害者支援ハンドブック2015」を公開した。トゥレット症候群や吃音も明記されています。

2015年6月26日現在。
東京都の保健福祉局がHPの中で「発達障害者支援ハンドブック2015」を公開しています。
サラッと読みましたが、トゥレット症候群や吃音が明記されています。
2014年7月3日に国立障害者リハビリテーションセンター、発達障害情報・支援センターが
トゥレット症候群と吃音が発達障害者支援法に定義されていると公開してから、ここまで来ました。
ついに日本の首都東京も動いたのです。

今回の、発達障害者支援ハンドブック2015では、国際的な診断基準である、ICD-10(WHO世界保健機関)と、DSM-5(アメリカ精神医学会)の2つがしっかり説明されています。法的根拠もしっかりと最後のほうに特集されています。


さて、いよいよ、東京が発達障害支援法に吃音が含まれると具体的に書いてきましたので、日本国内の情勢も変化するはずです。他のASDやADHDやLDの当事者のように、吃音者が困っていることや、社会的障壁があるならば、学校や職場での配慮はもちろんのこと、障害者手帳の取得もできるわけです。大人であれば就労移行支援や障害者雇用も選択できることになります。(もちろん、本人や保護者が希望する場合です。)











2015年6月7日日曜日

九州大学 菊池 良和先生が出演した【とっても健康らんど「子どもの吃音」】


 フェイスブックから引用です。
私が出演した本日のKBCテレビ、とっても健康らんど「子どもの吃音」をupします。少し、音量が小さいですが、参考に。吃音のリスクマネジメントを中心に話をしています。敏腕ディレクターが素晴らしい編集をしていただいています。シェアOKです。
Posted by 菊池 良和 on 2015年6月6日

2015年5月26日火曜日

吃音は早期発見早期介入が大切らしい、この時期に吃っていいんだよと教えるのはNGのよう。

2015年5月22日、東京言友会にて国立障害者リハビリテーションセンターの研究員さんが話をした。その中で強く印象に残った発言がある。

 「小学校低学年の時期に適切な介入ができれば吃音が成人になるまえに良い方向に変化する可能性が高いのではないか?」
※おそらくリッカムプログラムなどの日本で現在はじまった吃音に対するアプローチを利用しているのかもしれない。国立障害者リハビリテーションセンターに通院できるお子さんはラッキーかもしれない。


↑これを聞いて( ゚д゚)ハッ!と気付かされたのは
小学生、中学生、高校生と保護者を集めて当事者にも保護者にも「おおいに吃っていいんだよ」と教えている集団である。

吃音当事者の大学生や社会に居場所があって働けている社会人、その教えに傾注する教師教員が「おおいに吃っていいんだよ。吃音があっても皆、働けているよ」と小学生、中学生、高校生に教えるわけである。

もしかしてこの大切な時期にそこに小学生のときにその団体に通ってしまうことで将来的に吃音に悪影響を与えている。もしかしたら良い方向にいくかもしれない可能性を潰しているのではないか?と。そもそも言語野の発達は6歳位までが急速だったはずなので、吃る方法を学習してしまっては意味がないのかもしれない。

高校生か大学生でも吃音が継続していれば、「おおいに吃っていいんだよ」や「精神障害者保健福祉手帳の取得」も視野に入るだろう。

親御さんはどう決断するか?
「おおいに吃っていいんだよ。吃音があっても誰も何も言わないよ。就職できるよ」という宗教を信じるか?
「エビデンスに基づいた吃音支援」という医学を信じるか?そしてその後上手く行かなければ、おおいに吃るのも障害者手帳取得も選択すればいいのではないか?


■DSM-5によると 8歳時点の症状がその後に影響するそうだ。
病状の発展と経過
小児期発症流暢症、または発達性吃音は罹患者の80~90%が6歳までに発症し、発症年齢の範囲は2~7歳である。発症は潜行性であることも、より突発的であることもある。典型的には、非流暢性は1つの語句の中の最初の単語、または長い単語の最初の子音の繰り返しをもって徐々に始まる。子どもは非流暢性には気づかないかもしれない。この障害が進行するにつれて、非流暢性はより頻回で妨害的となり、発言の中で最も意味をもつ単語や語句において生じる。子どもが会話の困難に気づくようになると、人前で話すことの回避や短く単純な発言を用いるなど非流暢性や感情的反応を避ける機制が生じてくるかもしれない。縦断研究は65~85%の子ども達がこの非流暢性から回復し、8歳時の流暢症の重症度が青年期以降の回復または持続を予測することを示している。


2015年5月25日月曜日

2015年5月25日朝のNHKあさイチにて栗原類さんが発達障害であることをカミングアウトした

2015年5月25日放送されたNHKあさイチにてモデル・タレントの栗原類さんがADDであることを
カミングアウトしました。

この後、ニュースサイトでも取り上げられると思います。


栗原類さんのコメントで印象に残ったのは

・発達障害といえば有名人や天才型の人だというイメージが強いせいで、言い出せない人がいるかもしれない。

・アメリカと日本の教育現場は発達障害児者に対する認識が違う。
アメリカだと発達障害のことを先生や学校に説明すれば、ちゃんと配慮してくれる。
しかし、日本だと発達障害の説明までしているのに「また類かよー」と注意されたという。


1つ目のコメントは、まさにその通りで、発達障害=IQが高い、ギフテッドと勘違いする人がいる。
これにより「●●という有名人・天才がいるからお宅のお子さんもそうなるよ」なんて勘違いアドバイスをする無知な人がいるんだろうなと。

親御さんも、うちの子どもは天才だ!!と過度な期待とプレッシャーを与えて続けて、子どもに二次障害をだしてしまうかもしれない。

2つ目のコメントは、日本社会の現実を表現しているだろう。
日本社会は例え社会的障壁のある障害者でも「訓練して努力して普通にならないといけないのよ」と教える文化が未だにある。

発達障害者に「普通にならないとダメだよ。」なんて教えることがそもそも異常事態であると気づいていないのだろう。「普通」でないと疎外される日本社会を如実に表している。発達障害児童の父母、家族も「普通にしなきゃ、普通にしなきゃ」とものすごいプレッシャーだと思われる。


なぜなら、父母は自分が働いている会社や取り巻く日本社会が「障害者を許さない。健常者にあわせてくれる障害者が良い障害者だ。障害者は成人しても給与が低い」ということを実は知っているからだろうなと想像する。


画像はアンサイクロペディアの発達障害の項目から引用
アンサイクロペディアなのに正しいことが書かれているという皮肉です。




14時09分追記

栗原類、発達障害を告白 8歳の時に判明「人に合わせられない」
Photo By スポニチ
 モデルの栗原類(20)が25日、NHK「あさイチ」(月~金曜、前8・15)に出演。発達障害のひとつである注意欠陥障害(ADD)であることを告白した。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/05/25/kiji/K20150525010415110.html

モデルでタレントの栗原類(20)が、25日放送のNHK「あさイチ」に生出演し、発達障害の一つである注意欠陥障害(ADD)であることを告白した。
http://www.daily.co.jp/newsflash/gossip/2015/05/25/0008058795.shtml



2015年4月21日火曜日

【ニュース】子ども目線での、吃音啓発プリント

フェイスブックより紹介、菊池良和先生からの拡散希望です。

http://silencenet.sakura.ne.jp/kitsuon


【拡散希望】子ども目線での吃音啓発プリントです。新学年、家庭訪問や授業参観日の後の懇親会などにもご使用ください。ひらがなver.と漢字ver.があります。フリーでダウンロード可能です。使われたら感想をお聞かせいただけたら幸いです。ツイッターはしていないので、誰かつぶやいてください。http://silencenet.sakura.ne.jp/kitsuon
Posted by 菊池 良和 on 2015年4月20日

2015年3月31日火曜日

【ニュース】2015/03/29熊本日日新聞の記事


2015/03/29熊本日日新聞の記事です。熊本でことばの教室の歴史が長い健軍小学校と、熊本言友会の村上さんの記事です。日直で「起立」が言えない、部活で挨拶ができず「気合が足りない」と怒られる現実がまだまだ十分にあります。「吃音者は悪くない」「吃音者は一人ではない」と助け合う姿勢で、「伝えなければ吃音は分かってくれない」という姿勢で新学期、”大人”に理解を促しましょう。この吃音啓発の流れは、各地で生じています。
Posted by 菊池 良和 on 2015年3月30日

2015年3月30日月曜日

【ニュース】公益財団法人ヤマト福祉財団が全国言友会連絡協議会に助成金を決定!

クロネコヤマトで有名なヤマト運輸株式会社が関係する公益財団法人ヤマト福祉財団が、NPO法人全国言友会連絡協議会に助成金拠出を決定したようです。

http://www.yamato-fukushi.jp/works/subsidy/2015.html

2015年3月16日月曜日

【ニュース】“吃音(きつおん)ドクター”が明かす、映画『英国王のスピーチ』から学べること(ガジェット通信)

2015年3月16日にガジェット通信・BOOKSTANDのウェブニュースでこんな記事がありましたので紹介。
※菊池良和(九州大学病院耳鼻咽喉科医師・医学博士)が執筆した、書籍「吃音のリスクマネジメント:備えあれば憂いなし」と、映画『英国王のスピーチ(原題:The King’s Speech)』を交えた記事ですね。ちょうど英国王のスピーチは公開直後に東北地方太平洋沖地震も発生した影響もあり、映画はあまり映画館で見たこともない人もいるかもしれません…。

菊池さんの著書ですが、この本はとてもおすすめの一冊です。吃音当事者、家族、学校の先生、お医者さん、言語聴覚士さん、自治体の福祉関係の職員さん、政治家の人にも、色々な人に読んでもらいたい書籍です。



http://getnews.jp/archives/865279
 イギリス王室のウィリアム王子とキャサリン妃の長男の名前はジョージ。すでに、その愛くるしさでイギリス国民から愛されていますが、英王室では、過去に同じジョージという名前を持つ国王が6人もいたのをご存知でしょうか? 

 その1人が、エリザベス女王の父であり、ウィリアム王子の曽祖父にあたるジョージ6世。映画『英国王のスピーチ(原題:The King’s Speech)』の主人公の王様です。同作は、2011年のアカデミー賞で作品賞を受賞した作品なので、ご覧になった方も多いでしょう。

 映画の中でも描かれている通り、ジョージ6世は、人前で話すときに言葉を上手く出せなう「吃音(きつおん)」に悩んでいました。同作では、第二次世界大戦に直面し、国王としてのスピーチに迫られたジョージ6世が、言語療法士のライオネル・ローグと出会い、吃音が改善していく様子を丁寧に描いています。

 同作で描かれる療法には、まったく根拠がないことではなく、吃音の専門医・菊池良和さんも、本書『吃音のリスクマネジメント:備えあれば憂いなし』のなかで、「吃音者の誤解や悩み、不思議なメカニズムを非常によく記された名作です」と評価。菊池さんも診察の際には、同作に言及し「吃音は、『恥ずかしいこと、隠すべきもの』と思い込んできた親や本人にとって、『昔のイギリスの王様も吃音なんですよ』と説明すると、親御さん、本人の笑顔が少し出てきます」(本書より)と明かしています。

 吃音は世界中で同じ割合で発症し、実に100人に1人いるとも言われます。現代でも原因は特定されておらず、治療法も確立されていません。一般に、吃音の悩みと言えば、ジョージ6世のように、人前でスピーチをするときにうまく話せず、冷や汗をかいてしまう…という状況を思い浮かべる方がほとんどでしょう。
 そういった場面に遭遇すると、親や先生は、良かれと思って「もう一度言ってごらん」「ゆっくり話しなさい」「深呼吸して、落ち着いて」などと言ってしまいがちですが、これらの言葉は禁忌発言。効果がないだけでなく、本人の「今のあるがままの姿」を否定し、話す意欲まで低下させてしまうので、表面的なことに注目するよりも、本人が話す内容や意欲を伸ばすことが有効だと述べています。

 また、スピーチに限らず、日常生活でも困る場面はたくさんあります。たとえば、吃音に悩む31歳の女性は、本当はお店で「アイスコーヒー」を飲みたかったのに、「ア」という発音が難しいため、つい「ホットコーヒー」を注文してしまうと言います。吃音を隠すために、自分が食べたい料理ではなく、「言える」メニューを注文する状況、つまり、吃音に人生を左右され、生活の質が低下している状態にあるのです。
 菊池さんは、「吃音を隠す工夫も吃音なのだから、自分を変えたいのならば、ことばの言い換える癖からやめて、自分のことばでしゃべりましょう(発話意欲)。そして、自分の行きたい場所に行き(行動欲)、食べたいものを食べましょう(食欲)」(本書より)と説明しています。

 実は、菊池さん自身が吃音当事者で「吃音の悩みから解放されるには、医師になるしかない」と決意し、猛勉強の末に医師になった人物でもあります。その半生は『ボクは吃音ドクターです。』(毎日新聞社刊)として出版され、大きな感動を呼びました。当事者でもあり支援者でもある菊池さんが綴る本書は、吃音に悩む人の不安はもちろんですが、親や先生など支援者の悩みに応える一冊となっています。

【関連リンク】
NPO法人 全国言友会連絡協議会
http://zengenren.org/

【ニュース】吃音「やりたい仕事できる」 中高生ら向け催し、博多で3月22日(朝日新聞アピタル)

2015年3月12日に朝日新聞の医療系情報を扱うアピタルのウェブニュースでこんな記事がありましたので紹介。

※これは今月に福岡県で開催される 「第7回 九州・中高校生吃音者のつどい」についての関連記事ですね。

【告知】2015年3月22日 「第7回 九州・中高校生吃音者のつどい」 主催:福岡言友会・全国言友会連絡協議会  講師:菊池良和(九州大学病院耳鼻咽喉科医師・医学博士)
http://stutteringperson.blogspot.jp/2015/02/2015322-7.html


「第7回 九州・中高校生吃音者のつどい」公式ホームページ

九州・中高校生吃音者のつどい
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開催の経緯活動の記録
参加者の声              (アンケートより抜粋)
体験談のご紹介
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リンク

九州・中高校生吃音者のつどいについて
最新情報
2015年3月22日(日)
                  第7回九州・中高校生吃音者のつどい開催決定!

13:00~17:00 (受付:12:30~)
場所:麻生リハビリテーション大学校 
〒812-0007 福岡市博多区東比恵3-2-1 
「地下鉄東比恵駅」5番出口(エレベーター)出てすぐ。
当日の主な内容(予定)
○言友会・吃音基礎知識の紹介
○体験談発表(高校生、大学生、成人等)
○ワークショップ
・中高校生グループ 
◎グループワーク:将来(仕事、進学)、学校生活について言友会会員さんに話してみましょう。同世代の中高校生と語り合いましょう。
・保護者グループ
*詳しい内容は現在検討中
参加費:500円(保護者、会員以外の参加者)
中高校生、福岡言友会会員は無料
当日参加も可能ですが
3月8日(日)までに「お問い合わせ」から申し込んで頂けたら
準備の都合上助かります。




新聞記事本体


 話す時に同じ音を繰り返したり、滑らかに話せなかったりする「吃音(きつおん)」のある中高生らが悩みや体験を分かち合う催しが、22日に福岡市博多区の麻生リハビリテーション大学校で開かれる。吃音に悩んできたが、希望通りに就職先を決めた男性が体験を語る。

 吃音の人たちによる自助グループ「福岡言友(げんゆう)会」が主催する「九州・中高生吃音者のつどい」で、八女市の立石一暉(かずき)さん(22)が体験談を披露する。
 立石さんは小学1年生の頃、授業で発表しようとした時にうまく話せず、吃音に気づいた。高校生になっても悩みは消えなかった。働いている自分の姿が想像できず、将来に希望を持てないでいた。

 だが福岡言友会が、そんな思いを変えるきっかけとなる。例会やイベントに行くうちに、福岡教育大の教授に出会った。吃音がありながら、大勢の学生を相手に連日90分講義していた。「何でもなろうと思えばなれるんだ、と前向きに考えられるようになった」
 将来の職業として臨床検査技師を目指した。子供の頃から病院に親近感があり、生物学に興味があったからだ。だが、患者の検査結果を速やかに医師に伝える必要がある仕事だ。…「続きはログイン・ご購入後に読めます」

【ニュース】「面接で名前が言えない」「言葉が詰まってしまう」… 吃音者の就労支援にNPOが乗り出す(ガジェット通信・キャリコネ)

2015年2月28日にガジェット通信・キャリコネのウェブニュースでこんな記事がありましたので紹介。
※これは中日新聞と東京新聞の記事をもとにして書いた記事のようです。やはり吃音者側と企業側のマッチングのことが書いてありますね。

「『経営者』の中には『努力すれば吃音は治る』と思っている人も多いのですが、そういう性質のものではないということを分かってもらうことが重要です」

↑これが本当に大切だと思います。現在でも吃音は精神的なもの、緊張しているからであると言われることがあります。さらに言えば、吃音があっても成功者がいるからその人を見習え!なんて発言をされる場合もあります。


http://getnews.jp/archives/839979

話そうとすると言葉がスムーズに出てこない、つっかかってしまうなどの症状に悩む吃音者向けの就職マッチングサイトが、この春のスタートに向けて動き出している。
企画を進めているのは、中京圏の吃音者らが昨年設立したNPO法人「吃音とともに就労を支援する会」。団体の理事で自身も吃音者である森川兵一さん(39)によると、吃音者は人口の1%はいると言われており、特に若い人はコンプレックスに感じることで症状がよりひどくなることがあるという。

「周囲の理解」があればパフォーマンスを発揮できる

吃音者は就職活動でも苦労することが多いようで、「面接に行っても自分の名前を言おうとして詰まってしまったり、肝心なときに声が出なかったりして落ちてしまう」と森川さんは明かす。
集団面接になると声を出すのが怖くなってしまい、一言も発せなくなる人もいるという。就職した後も吃音によって電話対応や社内でのコミュニケーションに苦心し、せっかく入った会社を数年で辞めてしまうケースも少なくない。
話すことに苦手意識があるため、営業などを避けて、製造業の技術職など話をしなくてもいい職種を選ぶ人も多いという。

現在進めているマッチングサイトは、吃音症状を持つ求職者と、企業とを結びつけるもの。求職者と企業が互いに情報を閲覧することができ、面接の希望があれば無料で仲介する。新卒と中途、どちらの求人も扱う予定だ。現在登録者と企業を募集している。
企業に登録してもらうにあたっては、吃音者のことを理解してもらうよう、吃音に関する資料を提供したり、実際にNPOのスタッフ出向いて吃音について説明したりするという。

「『経営者』の中には『努力すれば吃音は治る』と思っている人も多いのですが、そういう性質のものではないということを分かってもらうことが重要です」
周囲の理解があれば吃音者のプレッシャーも軽減され、萎縮することなくパフォーマンスを発揮することができる。また、リラックスすることができれば、結果として吃音症状が軽くなることもあるという。
吃音の子どもを持つ親からも「将来就職できるのか」と相談
森川さんは吃音者には「真面目で賢い人が少なくない」とも指摘する。大学の推薦枠で大手企業の面接を受けたりするが、やはり面接で喋ることができずに、就職では苦労するという。その一方で、きちんとした環境が整えば人一倍頑張る傾向があるということだ。

「優秀で高学歴の人も多い。ただ、頭では色々考えることができても、声に出そうとするとブロックされてしまうんです。喋るのが苦手という部分だけを大目に見ていただければ、企業の中でも十分力になることができると思います」
同法人の活動は2月26日付の中日新聞でも紹介され、問い合わせが殺到しているそうだ。吃音者だけでなく吃音者の子どもを持った親からも「将来ちゃんと就職できるのか」といった相談が寄せられたという。普段表には出てこないが、本人も周囲もそれだけ心配しているということなのだろう。

ツイッターには、「吃音者は、吃音を理解してもらうまでに大きなハードルがある。その部分が最初から取り払われているところを探せるのは素晴らしいと思う」と評価する声が出ていた。

【ニュース】吃音者就活、サイトで支援 NPO法人が計画(東京新聞)

2015年2月26日に東京新聞のウェブニュースでこんな記事がありましたので紹介。
※やはり吃音者が情報を発信をして。そしてそれを受け入れてくれる理解してくれる企業というのは大切ですね。これからもこのような企業が増えてくると嬉しいです。



http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/CK2015022602000156.html



 言葉が詰まって流ちょうに話せない吃音(きつおん)で就職活動に悩む学生らを支援しようと、NPO法人「吃音とともに就労を支援する会」(名古屋市千種区)が、求職者と理解のある企業をインターネットでつなげようと準備を進めている。採用や職場で不当な扱いをしない企業を全国で募り、サイトで紹介。求職者が安心して面接に臨める環境づくりを目指す。 (山本真嗣)

 同会は名古屋市や三重県の吃音者や支援者ら五人が昨夏に設立。自身も吃音者で、理事の会社員森川兵一(へいいち)さん(39)によると、吃音者は面接などで症状が出ると「おどおどしている」などと誤解を受けやすい。いつまでも採用されなかったり、話さない仕事を選んだりする人も少なくない。

 同会が設けている専門サイト「どーもわーく」に、求職者と吃音に理解のある企業に登録してもらう。それぞれが互いの情報を閲覧でき、求職者が面接を望む場合は当面、無料で仲介。面接前には、同会が企業側に吃音者の特徴や職場で配慮してほしいことなどを説明する。職業紹介の国の許可を得られれば、今夏ごろから始めたい考えだ。

 フェイスブックもあり、働いている吃音者にボランティアの相談相手として登録してもらい、求職者が希望職種の“先輩”と話せる場もつくる。
 理事長で歯科医師の竹内俊充さん(42)は就職面接を申し込む電話で、自分の氏名が言えずに苦しんだ。岐阜県の歯科医院に就職したが、治療内容をマニュアル通り患者に説明することを求められ、三カ月で退職を余儀なくされた。
 次に働いた名古屋市の歯科医院は苦しいときはホワイトボードで説明することができ、懸命さが伝わり、患者の反応は良かったという。現在は訪問歯科医院を開業し、吃音者もスタッフに雇う。竹内さんは「周囲の理解と少しの環境が整えば十分に力を発揮できる」と話す。

 サイトには実際に吃音者を採用した企業のインタビューも。名古屋市の産業用設備設計・製造会社「サイトー」は二年前に二人を技術職で採用。社長の斎藤充広さん(38)によると、当初は同じ部署の社員から「受け答えに時間がかかる」「いつも緊張し、口ごもる」などの声があった。だが、斎藤さんが全社員の前で「吃音を個性として受け入れてほしい」と説明した後は理解が進み、「ほとんど支障がない」という。
 サイトは「どーもわーく」で検索。同会は寄付金で運営しており、賛助会員(年会費は一口五千円)を募集中。会員には年一回、伊勢志摩地方の特産品を送る。問い合わせは同会=電052(734)6267=へ。

<吃音> 言語障害の一つで、大半は幼児期に発症。「お、お、お、おはよう」と同じ音を繰り返したり、最初の言葉が出なかったりする。数年で自然消滅する場合も多く、成人の1%に吃音があるとされるが、原因は不明。対処できる病院も少なく、言語聴覚士や耳鼻咽喉科、心療内科などの医師が、発声法のリハビリや薬物療法などおのおのの方法で取り組んでいる。

【告知】埼玉言友会3月22日(日)13:00-17:00 岩槻駅東口コミュニティセンター

埼玉言友会HPより転載 http://saitama-genyukai.jimdo.com/

■日時平成27年3月22日(日)13:00~17:00(12:30受付開始)
■場所岩槻駅東口コミュニティセンター5F多目的ルーム
C
さいたま市岩槻区本町3丁目1-1(岩槻駅改札口から左へ徒歩1分)電話048-758-6500
■プログラム○体験談
○講演
○分科会
■参加料300円(事前申し込み不要)
終了後、懇親会あり(実費)
講演「ころびつまろびつ生きる大人の吃音のかたへ特に若い吃音のかたに向けて」
早坂菊子氏
(言語聴覚士、元広島大学教授、教育学博士、早坂吃音コミュニケーションオフィス所長
)

1.何故、吃音がこれまで持ち越されてしまったのか
2.今後吃音はどう変化してゆくのだろうか
3.吃音とどう向き合うか、どう付き合ってゆくのか
4.モメントで勝負する吃音治療法実技或いはDVD
言友会の吃音者の社会的支援に関する取り組みについて
松尾久憲(NPO法人全国言友会連絡協議会理事)

分科会


.視野を広げ、自由になろう
.発達障害者支援法にどう向きあいますか
.エゴグラムを使った自己分析
主催埼玉言友会
後援NPO法人全国言友会連絡協議会、埼玉県社会福祉協議会、埼玉県教育委員会、さいたま市教育委員会
さいたま市社会福祉協議会
問い合わせ先さいたま吃音フォーラム2015実行委員長國分伸介090-7242-3997
メール埼玉言友会事務局
sijuro@r9.dion.ne.jp




【紹介】2015年東京大学にて吃音サークルが始動するようです。

東京大学と言えば、発達障害者の研究に力を入れているので、是非、東京大学先端科学技術研究センター特任講師の熊谷 晋一郎さん 綾屋 紗月さんと協力連携して、吃音が発達障害者であることの啓発啓蒙などできるといいですね。と期待しています。

もちろん東京大学であれば、東大病院こころの発達診療部もありますので医学的分野からの連携も期待できます。東大病院で吃音者を発達障害者として障害者手帳申請書類を書いてくれるようになればとても嬉しいことです。
http://www.h.u-tokyo.ac.jp/patient/depts/hattatsu/

しかも東京大学には「東京大学バリアフリー支援室」が存在するのです。安心して学生生活をおくれますね。

【東京大学は、障害のある学生と教職員が、障害ゆえに修学、研究・教育、就労上不利を被ることのないよう、また日常感じている不便を少しでも軽減できるよう努めています。 この目的のために置かれている東京大学バリアフリー支援室が、実際のサポートを担う学部、研究科研究所等の部局に助言を行い、学内の連絡・調整の任に当たっています。 バリアフリー支援室は、現在駒場と本郷に2支所を設け、専任のコーディネーターが常駐して、バリアフリーに関するさまざまな相談に応じております。 具体的にどのような活動が行われているか、このホームページから読み取れるようにしてありますので、どうぞご活用ください。 】

http://ds.adm.u-tokyo.ac.jp/






2015年3月8日日曜日

【告知】愛知県2015年3月22日14時から、ウィルあいちにて 「吃音の話をしよう」


2015年3月2日月曜日

【告知】大阪府にて 2015年03月29日(日) 「きつおんコトバのつどい in おおさか」13:30


【イベント案内】
03月29日(日)
「きつおんコトバのつどい in おおさか」
主催:全国言友会連絡協議会
時間:13:30~16:30
会場:大阪社会福祉指導センター
体験談発表やグループディスカッションを行ないます。

投稿 by 特定非営利活動法人全国言友会連絡協議会.

2015年2月26日木曜日

【告知】2015年3月22日 「第7回 九州・中高校生吃音者のつどい」 主催:福岡言友会・全国言友会連絡協議会  講師:菊池良和(九州大学病院耳鼻咽喉科医師・医学博士)


【紹介】2015年2月25日 西日本新聞朝刊 3月22日福岡市でつどい、中高生 吃音の悩み語ろうが掲載されました。


【紹介】2015年2月26日中日新聞朝刊でNPO「吃音とともに就労を支援する会」が紹介されました。


2015年2月21日土曜日

【紹介】2015年4月2日の日本版、世界自閉症啓発デーのホームページをよく読むと。吃音とトゥレット症候群が発達障害であると明記

発達障害とは、自閉症およびアスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害(読字障害や書字障害を含む)、注意欠陥多動性障害、その他これに類する脳機能の障害であって、その症状が通常低年齢において発現するもの(トゥレット症候群や吃音を含む)です。知的障害を伴っている場合もあります。
‪#‎吃音‬ ‪#‎発達障害‬ ‪#‎トゥレット症候群‬ ‪#‎社会的障壁‬

http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/

PDFポスター
http://www.worldautismawarenessday.jp/htdocs/?action=common_download_main&upload_id=1633



【告知】第21回言友会関東ブロック大会が横浜市で開催されます。2015年4月11日、12日

【告知】申し込み必要 ‪#‎吃音‬ ‪#‎発達障害‬ ‪#‎社会的障壁‬ ‪#‎障害者‬ ‪#‎福祉‬ ‪#‎政治‬
‪#‎きつおん‬ ‪#‎どもり‬ ‪#‎神奈川‬ ‪#‎東京‬ ‪#‎横浜‬ ‪#‎言語聴覚士‬ ‪#‎当事者会‬ ‪#‎困ってるズ‬


第21回 言友会関東ブロック大会 inよこはま
日程 2015年4月11日(土)、12日(日)
会場案内
開港記念会館
 〒231-0005 横浜市中区本町1丁目6番地
宿泊場所 横浜海員会館「エスカル横浜」
 〒231-0023 横浜市中区山下町84
詳細
http://www.yokohama-genyukai.jp/news/406.html

【紹介】TED(日本国内ではNHKスーパープレゼンテーション)ステラ・ヤング: 私は皆さんの感動の対象ではありません、どうぞよろしく

ステラ・ヤングさんの放送回のご紹介。
このTEDはとても印象に残るものです。
おそらく、この動画を見た人は考え方が変化するでしょう。

吃音者であれば、「吃音があります」→「あっ、そう。で?」という世の中が普通なのでしょうか?

吃音で吃りがある、コンビニエンスストアやファミリーレストランやホテルのフロントや駅員や運転手やコールセンターや百貨店の店員、サービス業の人が吃っていても、その勤務先に『おまえの会社はちゃんと社員教育してるのか!!障害者に接客させるとは何事だ!!』と苦情を入れるなんてことがない世の中になるでしょうか?
(サービス業の世界は決められた接客用語や敬語を使わなければいけない、お客様は神様という考えがあります。しかし吃ってしまい本人が言いやすい言葉を使っても気にならない社会だとどうなるでしょう?)



社会モデルが成熟すれば、吃音であっても、「私、吃音なんだ」→「はいはい。で、本題は――。」と全くスルーされる社会になるでしょうか?実は吃音の解決ってこれではないかと思います。世の中には吃音者がいて、この吃音がある人はうまく喋れないこともあるし、発話しやすい言葉をつかうこともある。それだけのこと。吃音を改善する、治すために病院に行く必要すらなくなるかもしれません。



動画
http://www.ted.com/talks/stella_young_i_m_not_your_inspiration_thank_you_very_much?language=ja#t-153577
コメディアンでジャーナリストのステラ・ヤングは、たまたま車椅子で生活をしています。ヤングが強調したいのは、この事実だけでヤングが全人類を感化するような気高い存在になるわけではないと言うことです。この面白い講演で、ヤングは私たちの社会が障害者を「感動ポルノ」にしてしまう風潮を批判します。

テキスト
http://www.ted.com/talks/stella_young_i_m_not_your_inspiration_thank_you_very_much/transcript?language=ja

【紹介】TED(日本国内ではNHKスーパープレゼンテーション)メーガン・ワシントン: なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか

吃音のある歌手の放送回のご紹介。

メーガン・ワシントン: なぜ人前で話す恐怖の中で生き続けるのか



動画
http://www.ted.com/talks/megan_washington_why_i_live_in_mortal_dread_of_public_speaking?language=ja

メーガン・ワシントンはオーストラリアを代表する歌手の一人であり、ソングライターです。そして子供の頃から吃音を抱えています。この大胆に自分をさらけ出したトークの中で、彼女はどうやってこの言語障がいとつきあっているかを打ち明けます。「st」の文字が組み合わせられた単語をさけることに始まり、発話直前に言い変えて脳をだますことまで。そして、そうです、彼女は伝えるべき事を話す代わりに歌うのです。


テキスト
http://www.ted.com/talks/megan_washington_why_i_live_in_mortal_dread_of_public_speaking/transcript?language=ja

【告知】第2回うぃーすた関東女子会を開催します! 東京都のどこか 日時:3月7日(土)、13時〜

【告知】うぃーすた関東3月例会案内! 日時:3月29日(日)13時〜 東京都渋谷区

【告知】吃音がある、ST学生とSTの会 3月14日(土曜日)に東京都で開催予定